蔵澤寺・光前寺・仲仙寺 駒ヶ根市・伊那市 長野県上伊那地域 御朱印めぐり
この記事では、長野県駒ケ根市から伊那市に至る寺院御朱印めぐりを紹介しています。
蔵澤寺
蔵澤寺(ぞうたくじ)は、長野県駒ヶ根市中沢にある曹洞宗の寺院です。
山号は広善山、本尊は毘盧遮那仏になります。
下は蔵澤寺の境内から見た中央アルプスの山並みになります。
創建は応永年間(1394)、倉沢但馬守重清(高見城主)公により開創し、香華院と称したのが始まりだそうです。
そして延徳元年(1489)、蔵澤寺と改称したそうです。
下は本堂になります。
いただいた御朱印には、「毘盧遮那仏」と書かれていました。
蔵澤寺は、伊那七福神の一つ寿老人をまつっていて、「寿老尊」の御朱印をいただくことができます。
光前寺
光前寺(こうぜんじ)は、駒ヶ根市赤穂にある天台宗の別格本山の寺院です。山号は宝積山、本尊は
不動明王になります。戸隠山の顕光寺・善光寺・更科八幡神宮寺・津金寺と共に、天台宗信濃五山の
ひとつに数えられています。
光前寺には、蘭渓道隆式池泉庭園や築山式枯山水、築山式池泉庭園と三つの庭園があり国の名勝に
指定されています。
創建が貞観二年(860)という古刹です。
下の写真は、仁王門になります。
三門(写真下)は、嘉永元年(1848)に再建されたものです。
本堂は、嘉永四年(1851)に再建されたものです。
光前寺には、娘をさらう怪物を退治した「早太郎」という山犬の説話が残っています。
本堂の横には、この早太郎の墓がまつられています。
享和二年(1802)に建てられた経蔵には、早太郎を供養するために旅僧が奉納したという大般若経が
所蔵されています。
弁天堂は室町時代に建立されたもので、国の重要文化財に指定されています。
三重塔は、文化五年(1808)の造営になります。
いただいた御朱印は二つです。
一つは、本尊の不動明王」になります。
二つ目は、「霊犬早太郎」になります。
仲仙寺
仲仙寺(ちゅうせんじ)は、伊那市西箕輪にある天台宗の寺院です。山号は羽広山、本尊は
慈覚大師円仁が刻んだという十一面観世音菩薩になります。通称「羽広観音」と呼ばれています。
寺の案内によりますと、羽広観音仲仙寺は、古くから「馬の観音様」として親しまれ、各所から
馬の健康安全を願って馬を連れての参詣が盛んであったそうです。
創建は平安時代の弘安七年(816)、慈覚大師円仁の開基になる古刹です。
山門は、江戸時代半ばの享保九年(1724)に建てられた仁王門です。
本堂は、秘仏十一面観音を安置する観音堂です。
十王堂には、閻魔大王が鎮座しています。
いただいた御朱印は二つです。
一つは、本尊の「十一面観世音」になります。
本堂の裏には、薬師如来を安置する薬師堂(写真下)があります。
御朱印の二つ目は、薬師堂の「薬師如来」になります。