普門寺、圓城寺、閑薫院宥健尊師堂 岩手県 陸前高田 御朱印めぐり
この記事では、岩手県陸前高田市にある普門寺、圓城寺、閑薫院宥健尊師堂を巡る御朱印めぐりを紹介しています。
普門寺
普門寺は、岩手県陸前高田市米崎町地竹沢にある曹洞宗の寺院です。山号は海岸山、本尊は聖観音菩薩になります。
そして奥州三十三観音霊場の29番札所になります。
寺の案内によりますと、「2006年に開山500年を迎えた」とありますから、創建は1506年になるかと思います。
本堂は明治時代に再建されたものになります。
三重塔は、江戸時代後期の文化六年(1809)に建立されたものだそうです。
いただいた御朱印には、「本尊 聖観音」と書かれていました。
境内には、東日本大震災の犠牲者の供養のため、全国各地の方々が制作した羅漢像が建っています。
圓城寺
圓城寺は、陸前高田市矢作町字愛宕下にある真言宗智山派の寺院です。山号は龍王山、本尊は大日如来になります。
岩手観音霊場21番札所になっていて、「栄俊観音」と呼ばれる聖観音菩薩を祀っています。
下は本堂になります。
いただいた御朱印には、「栄俊観音」と書かれていました。
閑薫院宥健尊師堂
閑薫院宥健尊師堂(かんとういんゆうけんそんしどう)は、圓城寺から車で5分ほどの陸前高田市矢作町馬越
に建つ、閑薫院尊師を祀る(御廟)お堂で、圓城寺の奥ノ院になります。
閑薫院尊師は、弘法大師と同じ讃岐の出身で、高野山で真言密教を学んだ高僧で、戦国の世、18人の弟子と共に
この地に来て、観音寺を創建したそうです。そして元和六年(1620)、悪疫が蔓延し住民が苦しむ中、衆生を救
うという誓願を立て民衆の身代わりとなって、洞窟に入り即身成仏した方だそうです。
そして閑薫院尊師の菩提をともらうために、弟子であった仁勝法印が、村民と協力して創建したのが圓城寺になるそうです。
現在の閑薫院宥健尊師堂は、明治二十年に再建されたものになるそうです。
下は、圓城寺でいただいた閑薫院宥健尊師堂の御朱印です。
閑薫院宥健尊師堂の前を流れる小川はすぐに、「白糸の滝」になって近くを流れる生出川に流れ落ちています。
この写真では見えませんが、滝の下には石造りの不動明王が鎮座しているそうです。