慈恩寺、寒河江八幡宮、岩根沢三山神社 寒河江地域 御朱印めぐり
この記事では、山形県寒河江市にある慈恩寺、寒河江八幡宮、西川町にある岩根沢三山神社をめぐる
寒河江地区御朱印めぐりを紹介しています。
慈恩寺
慈恩寺(じおんじ)は、山形県寒河江市にある慈恩宗の本山になる寺院です。山号は瑞宝山、本尊は弥勒菩薩になります。
創建は奈良時代天平年間、聖武天皇の勅命によって開かれた寺と伝えられる古刹です。
江戸時代には、院坊の数は3ヵ院48坊に達する修験の大寺として栄え、東北における真言宗・天台宗の中心的な寺院であっ
たそうです。
山門は、元文三年(1736)造営の楼門になります。
三重塔は、文政十三年(1830)に再建されたものです。
現在の本堂は、元和四年(1618)の造営で、国の重要文化財に指定されています。
本堂には、本尊の弥勒菩薩が安置されています。
いただいた御朱印には、「弥勒尊」と書かれていました。
不動堂には、不動明王が安置されています。
いただいた御朱印には、「大聖不動明王」と書かれていました。
薬師堂には、薬師如来が安置されています。
いただいた御朱印には、「医王尊」と書かれていました。
寒河江八幡宮
寒河江八幡宮(さがえはちまんぐう)は、寒河江市八幡町にある神社です。
騎乗した騎手が、疾走する馬上から3か所の的を射て作柄を占う「古式流鏑馬」が行われる神社として、知られる神社です。
主祭神は、誉田別命(応神天皇、八幡神)になります。
社の由緒によりますと、前九年の役の折、源頼義・義家が、八幡神に奥州平定の祈願をし、その霊験あらたかに依り、
寛治七年(1090)に八幡宮をお祀りしたのが始まりになります。
後に、大江広元が文治五年(1187)、源頼朝より寒河江荘を賜り、最上川西一円の地頭となり、建久二年(1191)、
鎌倉鶴ヶ岡八幡宮の分霊を勧請し、現在の地に鎮座せしめたそうです。
境内末社に、高良・新山両所神社(写真下)があり、こちらの御朱印もいただくことができます。
今回は、八幡宮と見開きでいただきました。
岩根沢三山神社
岩根沢三山神社(いわねさわさんざんじんじゃ)は、寒河江市の西隣、山形県西村山郡西川町岩根沢にある神社です。
羽黒山にある出羽三山神社が管理している神社です。
岩根沢は、月山への登山道があり、出羽三山への主要な登山口になっている所です。
社の正式名称は「月山神社出羽神社湯殿山神社摂社 月山出羽湯殿山三神社」で、通称「岩根沢三山神社」と呼ばれています。
元は月山神社の別当寺で、日月寺という天台宗の寺院だったそうです。
祭神は、出羽三山の羽黒山、月山、湯殿山の各祭神になります。
本殿は、江戸時代末の天保十二年(1842)の造営になります。往時の修験道寺院建築の特徴を今に残す貴重な文化財として、
国の重要文化財に指定されています。