竹駒神社、金蛇水神社 岩沼市 御朱印めぐり
この記事では、宮城県岩沼市にある竹駒神社、金蛇水神社をめぐる御朱印めぐりを紹介しています。
竹駒神社
竹駒神社(たけこまじんじゃ)は、宮城県岩沼市稲荷町にある稲荷神社です。通称「竹駒稲荷」と呼ばれています。
また日本三稲荷の一つに数えられることもある神社です。
衣・食・住の守護神と言われる倉稲魂神(稲荷神)、保食神、稚産霊神の三柱を祭神として祀っています。
創建は、平安時代の初めの承和九年(842)、小倉百人一首にも名を連ねる参議小野篁卿が陸奥守として着任の際、
東北開拓・産業開発の大神として、京都の伏見稲荷を勧請して創建した神社だそうです。
因みに百人一首十一番は「わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟」になります。
随神門(写真下)は文化九年(1812)に建立された楼門です。
向唐門(写真下)は、天保十三年(1842)の建立になります。
こちらはお稲荷さん、狛犬の代わりに狐が守っています。
いただいた御朱印には、「日本三稲荷」と書かれていました。
金蛇水神社
金蛇水神社(かなへびすいじんじゃ)は、岩沼市三色吉字水神にある神社です。
主祭神に、金蛇大神(水速女命)を祀っています。
創建年などは不詳とのことですが、人々がこの地に住み農耕をはじめた時に、山より平野へ水の流れ出るこの場所に、
水神をお祀りしたのが始まりになるのではと推測されるそうです。
社の紹介によりますと、平安時代の永祚元年(989)、京都の三条に住む小鍛治宗近が、天皇の刀をつくることを
命じられ、名水をたずねて諸国を旅している途中、この三色吉の地、水神宮のほとりに流れる水の清らかさに心を
うたれ、刀作りにとりかかったそうです。
ところが、カエルの鳴き声が大きく精神統一ができません。そこで、宗近は、雌雄一対となった金蛇をつくり水中
に投げ入れたところ、カエルの鳴き声は止み、宗近は刀を見事作り上げることができたそうです。
宗近は神に感謝し、この金蛇を水神宮に奉納し帰京の途についたということです。以来、この雌雄一対の金蛇は当社
の御心体としてあがめられ、社名も金蛇水神社として尊敬され、今日に至っているそうです。
境内社には金蛇弁財天社(写真下)があります。
祭神は川の神や水神とされる弁財天で、等身大の八臂弁才天像を祀っています。
財天社の御朱印もいただくことができます。
社殿の南側には石に蛇の模様がある「蛇紋石」(写真下)が並んでいて、石に財布をこすりつけると金運がつく
という信仰があるそうです。