沼田市 御朱印めぐり
この記事では、群馬県沼田市にある寺社をめぐる御朱印めぐりの旅を紹介しています。
迦葉山 弥勒寺
迦葉山弥勒寺(かしょうざんみろくじ)は、沼田市北部にそびえる迦葉山の中腹、沼田市上発知町にある曹洞宗の寺院です。
山号は迦葉山、本尊は聖観世音菩薩になります。
高尾山薬王院、鞍馬寺と共に、天狗の寺「日本三大天狗」の一つに数えられています。
創建は嘉祥元年(848)、天台宗比叡山座主・慈覚大師(円仁)を招いて、開かれた寺になるそうです。
下は本堂になります。
室町時代、中興の祖である天巽禅師の弟子であった中峰という神童が、「自分は迦葉仏の化身であり、役目を果たした
ので山に宿り衆生を救う」と言い残して昇天し、跡に天狗の面が残っていたという『天狗伝説』がもとで、天狗の寺に
なったそうです。現在、中峰は、「鎮守中峯大薩埵」として、中峰堂(写真下)に祀られているそうです。
中峯堂には、昭和14年に戦勝を祈願して作られた顔丈6.5メートル(日本一)の大天狗面を始め、信者から奉納された
沢山の天狗の面が納められています。
いただいた御朱印には、「中峰大薩埵」と書かれていました。
三光院 智徳寺
三光院は、沼田市柳町にある天台宗の寺院です。山号は青雲山、本尊は十一面観世音菩薩になります。
創建は鎌倉時代の終わりの正中元年(1324)、宗仙によって開創された寺だそうです。
下の写真は、本堂になります。
下は、観音堂になります。
いただいた御朱印には、「十一面観音」と書かれていました。
榛名神社
榛名神社(はるなじんじゃ)は、沼田駅から徒歩で10分ほどの沼田市榛名町にある神社です。
利根・沼田の総鎮守、また沼田氏、真田氏、本多氏、土岐氏と沼田の歴代城主から崇敬をあつめてきた神社です。
主祭神は、埴山姫命(はにやまひめのみこと)、倭建命(やまとたけるのみこと)、菅原道真命(すがわらみちざねのみこと)、
建御名方命(たけみなかたのみこと)の4柱になります。
元和元年(1615)、この地を納めた真田信之公が社殿を改築され、家紋の六文銭を本殿の扉の上に描き、それが現在も
残っているそうです。
榛名神社で販売されているオリジナル御朱印帳(写真下)には、この六文銭を中心とした絵画がデザインされています。
金剛院
金剛院(こんごういん)は、沼田市坊新田町にある天台宗の寺院です。山号は海王山、本尊は不動明王になります。
寺の案内によりますと、創建は明徳・応永年間、三浦沼田氏の沼田五郎景次が上洛して出家し、上沼須町に
寺院を建立したのが始まりになるそうです。
また明治十四年に成田山新勝寺から不動明王を勧請し、厄除けや節分・豆まきの寺として知られています。
山門は、仁王門になります。
本堂は、天明七年(1787)に建立されたものです。
いただいた御朱印には、「成田不動尊」と書かれていました。