三浦市 妙音寺・延寿寺・円福寺 寺院御朱印めぐり
この記事では、神奈川県三浦半島の南端に位置する三浦市にある寺院を巡る御朱印めぐりを紹介しています。
妙音寺
妙音寺(みょうおんじ)は、三浦市初声町にある高野山真言宗の寺院です。
山号は飯森山、本尊は不空羂索観世音菩薩になります。
創建年などは不詳のようですが、天正年間(1573~92)に中興されたそうです。
駐車場の近くには、極楽浄土にいて妙声で法を説くといわれる妙音鳥「迦陵頻伽」の石像が建っています。
上半身は人間、下半身は鳥の姿をしています。
山門手前の階段下には、仁王像が建っています。
下は本堂になります。
いただいた御朱印は三つです
まずは本尊の「不空羂索観音」になります。
妙音寺には、三浦七福神の一つ“福禄寿”が祀られています。こちらの福禄寿は、鶴を携えているので、
「鶴園福禄寿」といわれているそうです。
花と石仏によって構成する妙音寺裏山一帯を「花山曼荼羅」というそうです。
訪れたのは3月1日、浄土の世界を現世に表現した花山には、春を告げる大寒桜が満開の花をつけていました。
花山曼荼羅の中心には、大日如来像が存在感を放っています。
“大日如来”の御朱印もいただくことができます。
延寿寺
延寿寺は、三浦市初声町にある日蓮宗の寺院です。山号は壽福山、本尊は釈迦如来になります。
創建は鎌倉時代の弘安七年(1284)、日蓮宗の高僧日朗上人の弟子である日範上人を開山として建立された寺になります。
日範上人は100歳を越える長寿を全うしたそうで、山号を「壽福山」、寺号は「延壽寺」と名付けられたそうです。
下は本堂になります。
延寿寺は、東国花の寺百ケ寺の一つで特に「さくら草」の寺として知られています。
延寿寺の、基本となる御朱印は「さくら草の寺」になります。
延寿寺には、三浦七福神の一つ木像の「壽福大黒天」が祀られています。
案内によりますと、この大黒天は、江戸時代の文化年間(1804~17)に、日龍上人が一刀三礼の儀を
もって彫られたものだそうです。
俵の上に打出の小槌を持ち、袋を背負った姿でどっしりとして黒光りしている大黒様です。
また、卯歳の守り本尊になる「文殊菩薩」の御朱印をいただくこともできます。
円福寺
円福寺は、三浦市南下浦町金田にある浄土宗の寺院です。
山号は金田山、本尊は阿弥陀如来になります。
下は本堂になります。
いただいた御朱印は、まず本尊に関する「南無阿弥陀佛」になります。
次は、三浦七福神の一つ、恵比須尊になります。
いただいた御朱印には、「金光恵比須尊」と書かれています。
寺の案内によりますと、昔、金田湾の海上に光るものを漁夫が発見、これを大漁の兆しと喜び、持ち帰ったそうです。
やがて旅の僧の諭しがあって、草庵を建てそこに祀ったのがこの「金光恵比須尊」だそうです。
境内には、七福神の石像が並んでいました。