箕面・池田 寺院御朱印めぐり
この記事では、大阪府北部、箕面市、池田市にある主だった寺院をめぐる御朱印めぐりを紹介しています。
勝尾寺
勝尾寺(かつおうじ)は、大阪府箕面市にある高野山真言宗の寺院です。山号は応頂山、本尊は十一面千手
観音菩薩で、西国三十三所観音霊場の第23番札所になります。
寺の由来によりますと、創建は神亀四年(727)、善仲、善算の双子兄弟が草庵を構え修業したことに始まるそうです。
そして宝亀六年(775)、光仁天皇の皇子開成が、大般若経六百巻を理経して一寺を建て、勝尾寺の前身である彌勒寺
としたのが開山になるようです。
下の写真は山門、そして観音菩薩像と多宝塔になります。
六代住職の行巡上人は、清和天皇の病気平癒を祈って効験があったことから、「王に勝った寺」の意で「勝王寺」
の寺号を賜ったが、恐れ多いと「王」を「尾」にひかえ、“勝尾寺”と号し、以後「勝運の寺」として信仰されて
来たそうです。
勝尾寺は勝ち運の寺、境内にはたくさんの勝ちダルマが奉納されています。
下の写真は、本堂になります。
いただいた御朱印には、「大悲殿」と書かれていました。
境内のいたるところに、可愛いおみくじダルマが並んでいました。
龍安寺
龍安寺(りゅうあんじ)は、大阪府箕面市箕面公園にある本山修験宗の寺院です。山号は箕面山、
本尊は弁財天になります。
天正年間に日本で初めて、宝くじの基になった富くじを始めた寺院として知られています。
龍安寺は、日本の滝、百選の一つ箕面滝に向かう、箕面川にそって続く滝道沿いにあります。
下は、滝道の入口付近になります。
下は、龍安寺境内を流れる箕面川沿いの風景です。
箕面山は、古来、滝を中心にした修行地であったそうです。
寺の案内によりますと、創建は658年、箕面滝の下で修業を重ねた役行者が、この地にお堂を造り、本尊の
弁財天を安置し、「箕面寺」と命名したのが始まりになるそうです。
山門は、江戸時代に京都御所から移築されたそうです。
本堂になる弁天堂は、奥殿と拝殿から成る神社形式になっているそうです。
いただいた御朱印には、「大弁財天」と書かれていました。
西江寺
西江寺(さいこうじ)は、箕面市箕面公園にある高野山真言宗の寺院です。大聖歓喜天を祀っていて、地元では
「みのおの 聖天さん」と呼ばれ親しまれています。
創建は658年、龍安寺と同様に役行者によって開かれたとそうです。日本最初の大聖歓喜天出現の地とされ、大聖
歓喜天霊場の 根本道場として知られています。本尊は、役行者作と伝わる大聖歓喜天像になります。
本堂には、大聖歓喜天像が祀られています。
いただいた御朱印には、「大聖歓喜天」と書かれていました。
また大黒天が祀られていて、「大黒天尊」の御朱印をいただくことができます。
久安寺
久安寺(きゅうあんじ)は大阪府池田市伏尾町にある高野山真言宗の寺院です。山号は大澤山、本尊は
千手観音になります。
創建は神亀二年(725)、聖武天皇の勅願により行基が開いた寺になるそうです。そして平安時代に入っ
た天長年間に、空海が真言密教の道場として、中興したそうです。
楼門は、室町時代に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。
本堂には、秘仏の本尊、千手観音像が安置されています。
本堂の御朱印は、大慈悲の観音様がいらっしゃるお堂「大悲殿」になります。
本堂の北側には、バン字(心池)を中心とした虚空園と呼ばれる庭が広がっています。
本堂の南側には、弘法大師を祀る御景堂が建っています。
御景堂の御朱印は、「遍照殿」になります。「遍照金剛」 は弘法大師の灌頂名になります。
本堂から山道をはさみ東側には、薬師如来を安置する薬師堂があります。
薬師堂の御朱印は、「瑠璃光殿」になります。
なお久安寺は、関西花の寺霊場になっていて、「華菩薩」の御朱印をいただくことができます。