彌彦神社・白山神社・護国神社 御朱印めぐり
この記事では、新潟地域にある神社をめぐる御朱印めぐりの旅を紹介しています。
彌彦神社
彌彦神社(いやひこじんじゃ)は、新潟県西蒲原郡弥彦村にある越後国一宮になる神社です。地元では「おやひこさま」
の敬称で、篤い信仰を集めている神社です。
弥彦山(標高634m)山麓に鎮座し、弥彦山をご神体として祀る神社です。
主祭神は、天照大神の孫神になる天香山命(あめのかごやまのみこと)になります。
天香山命は、神武天皇の東征で功績を立てられ、その後、越後の開拓にたずさわられ、越後の祖神と言われている神様です。
創建年は不詳とのことです。
県道29号線に建つ大鳥居の背後には、神体山である弥彦山の山頂を見ることができます。
下の写真は、一の鳥居になります。
一の鳥居から入るとすぐに小川が流れ、川の20メートルほど上流には優雅な雰囲気の「玉の橋」が架かっています。
現在の社殿は、大正年代に再建されたものです。背後には弥彦山が控えています。
なお弥彦山の山頂には、天香山命の御神廟(奥の宮)があります。本社から山頂まで徒歩で80分ほどかかるそうですが、麓から山頂までロープウエイ(写真下)や車(スカイライン)で行くことができます。
山頂駅に到着し反対側に向かうと、すぐに佐渡島が目に飛び込んできます。日本地図で想像していた以上に近くに
見えるから驚きです。
山頂駅から高低差およそ100m、15分ほど登った所が弥彦山山頂になります。
山頂には、弥彦神社の主祭神である天香山命の神廟が祀られています。
こちらでは、「彌彦神社御神廟」の御朱印をいただくことができます。
下の写真は、弥彦山山頂から新潟市の方向を見たものです。
白山神社
白山神社(はくさんじんじゃ)は、新潟県新潟市中央区にある新潟の総鎮守になる神社です。
主祭神は、菊理媛大神(白山比咩大神)、伊邪那岐大神、伊邪那美大神であり、加賀国の白山比咩神社を勧請したものです。
創建に係る詳細は不詳とのことですが、平安時代中ごろの創建になるようです。
下は、白山神社の御朱印になります。
白山神社では、住吉神社など境内に多数の摂社が祀られていて、いくつかの社の御朱印をいただくことができます。
その中の一つになるのが、本殿の裏手に建つ下の写真の“蛇松明神”です。
この“蛇松”には言い伝えがあるそうです。 詳しくは社のHPをご覧いただくと良いと思いますが、信濃川の洪水の
時におぼれていた白蛇を、神主さんが助け、松の梢に助け上げたそうです。すると、白蛇は美しい姫へと変わり、
「この御恩は決して忘れません。この神社の守り神となり末永くこの地の繁栄と難病苦難の人々を守るために祈ります」
と言って、姿を消してしまったそうです。そして雨はやみ、洪水はおさまったそうです。
霊験あらたかなる松は、毎日毎日おまいりに訪れる人が絶えず、やがて、人々の間で蛇松さまの皮を煎じて飲めば
万病に効くという噂が広まり、多くの人が押し寄せ松の皮がむしり取られていったそうです。
そして幕末のころ、白山神社の神主の枕元にあらわれた蛇松の精が「皮をはがされ、毎日泣き暮らしています」と
いう心痛を告白したそうです。神主はこの松を玉垣で囲い、注連縄を張ると蛇松の精は出てこなくなり、お参りに
訪れる人たちも願いが叶ったり、お金持ちになったり、長生きをする人も多くなったそうです。
以後、縁結び、延命除災、商売繁昌などの神として、篤い信仰があるそうです。
社の後ろに立つ玉垣に囲まれた松は、白山神社の御神木になっています。
いただいた御朱印は、「蛇松神社」と書かれていました。
新潟県護国神社
新潟県護国神社は、新潟市中央区にある明治の戊辰戦争から第二次世界大戦までの新潟県出身の戦死者を英霊
として祀る神社です。
創建は明治元年(1867)、戊辰戦争の戦没者を祀って社殿が建立されたのが始まりになるそうです。
下の写真は本殿になります。