誕生寺・仏教寺・石上布都魂神社 津山街道 御朱印めぐり
この記事では、岡山市から津山市に至る津山街道近くに建つ、主だった寺社を巡る御朱印めぐりの旅を紹介します。
石上布都魂神社
石上布都魂神社(いそのかみふつみたまじんじゃ)は、岡山県赤磐市にある備前国一宮になる神社です。
祭神は、素盞嗚尊(すさのおのみこと)になります。
崇神天皇の御代まで、素盞嗚命が大蛇を退治した時に使ったとされる布都魂(ふつのみたま)という剣が、
当社に納められていたそうです。社名はそこから来ているようです。
創建が崇神天皇七年と伝わる、布都御魂剣をご神体とする天理の石上神社は、この石上布都魂神社の神剣を
移した先になるようです。
豊楽寺
豊楽寺(ぶらくじ)は、岡山市北区建部町にある高野山真言宗の寺院です。山号は静謐山、本尊は薬師瑠璃光如来になります。
創建は和銅二年(709)、玄昉により開かれた寺だそうです。
山門は、仁王門になります。
下は、本堂になります。
いただいた御朱印には、「薬師如来」と書かれていました。
佛教寺
佛教寺は、岡山県久米南町にある高野山真言宗の寺院です。山号は医王山、本尊は薬師如来になります。
創建は和銅三年(710)になるそうです。
下は山門になります。
下は鐘楼になります。
下の写真は、本堂になります。
いただいた御朱印には、「医王殿」と書かれていました。
誕生寺
誕生寺は、岡山県久米郡久米南町にある浄土宗の寺院です。
浄土宗の開祖である法然上人の生誕地に建てられ、山号は栃社山(とちこそさん)、本尊は円光大師
(法然上人像)になります。
寺の縁起によりますと、坂東武者の熊谷直実が出家し、法然の弟子となり“法力房蓮生”と名乗り、建久4年
(1193)当地に来て、上人誕生の旧邸を寺院に改めたのが誕生寺の起源になるそうです。
本堂である御影堂(写真下)は、元禄8年(1695)に再建されたものになります。
法然上人が「勢至丸」という名で幼少時代を過ごされた地、“旅立ちの法然様”の像が、御影堂の脇に立っています。
いただいた御朱印は3つです。
一つ目は、“円光大師”(法然上人)と書かれたものです。
二つ目は、“法然上人”と書かれたものです。
三つ目は、本堂横にある観音堂(写真下)の御朱印、“大悲殿”です。
奥ノ院 浄土院
浄土院は、誕生寺に隣接し、誕生寺の奥ノ院に位置づけられる寺院です。山号は栃社山、本尊は阿弥陀如来になります。
寺の案内によりますと、法然上人の生家の菩提寺になるそうです。
庫裏から石段を登った所に、法然上人のご両親の霊牌を祀る六角堂があります。
いただいた御朱印には、「無量寿殿」と書かれていました。無量寿とは、浄土宗の本尊、阿弥陀仏のことになります。阿弥陀様が限りない寿命を保つところから無量寿と呼ばれるようです。