那須温泉神社・南湖神社・鹿島神社 那須・白河 御朱印めぐり
この記事では、福島県白河市にある南湖神社と鹿島神社、そして栃木県那須町にある那須温泉神社を巡る
御朱印めぐりを紹介しています。
南湖神社
南湖神社(なんこじんじゃ)は、福島県白河市菅生舘、南湖公園内に建つ神社です。
祭神は、松平定信公になります。創建は大正十一年(1922)になります。
松平定信は、陸奥白河藩の藩主で老中を務め、祖父吉宗の享保の改革を手本に、寛政の改革を進めたことで知られています。倹約政策や田沼時代に横行した賄賂などを禁じ「白河の 清きに魚のすみかねて もとの濁りの 田沼こひしき」などと、揶揄されてもいる人です。
境内入口には、松平定信公の像が建っています。
定信公は、神社の前に広がる日本最古の公園とも言われる「南湖」(写真下)を築庭し、一般市民にも開放していたそうです。
下の写真は、拝殿になります。
白河鹿島神社
白河鹿島神社は、白河市大鹿島にある日本三鹿島の一つに数えられる神社です。
祭神には、武甕槌命(たけみかづちのみこと)を祀っています。白河地域の総鎮守となる神社です。
社の由緒によりますと、宝亀年間(770~780)にこの地に祀られ、弘仁二年(811)坂上田村麻呂が東夷征伐の際、
常陸国鹿島大明神を勧請したことに始まるそうです。
太鼓橋(写真上)渡ると随神門があります。
その先が拝殿になります。
那須温泉神社
那須温泉神社(なすゆせんじんじゃ)は、栃木県那須町湯本にある神社です。
祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、そして八幡神になります。
創建は、第34代舒明天皇の御代、狩ノ三郎行広という方が白鹿を追い求め、谷に湧く温泉を発見し、神社を
建立したのが始まりだそうです。
源平合戦の折、那須地方の豪族の子として生まれた那須余一が、当神社に戦勝を祈願し、屋島の合戦の折、
平家側が掲げる船上の扇の的を射抜いたという有名な逸話が残る神社です。
参道には、那須余一奉納と伝わる鳥居(写真下)が建っています。
下の写真は、拝殿になります。
神社の背後には、国の名勝に指定されている「殺生石」(写真下)があります。
殺生石はその昔、大陸から渡ってきたという妖狐「九尾の狐」にまつわる史跡です。妖狐が京からこの地に逃げて
きましたが退治され、その時に化身し毒石になったそうで、今なお硫黄の香りが漂っている所です。
殺生石の手前には、賽の河原が広がり、“千躰地蔵”が祀られています。