赤穂市内 御朱印めぐり
この記事では、播州、赤穂市内の主だった寺社をめぐる御朱印めぐりの旅を紹介しています。
大石神社
大石神社は、播州赤穂駅から徒歩15分ほどの兵庫県赤穂市上仮屋、旧城内にある大石内蔵助など赤穂浪士を祀る神社です。
下の写真は、赤穂城の大手門になります。
江戸時代は、幕府の手前、大石邸内に小さな祠が設け、密かに祀っていたそうですが、明治三十三年(1900)に
「大石神社」として神社を創建することが、明治政府から許可されたそうです。
神門(写真下)から入ります。神門の前には、左右に四十七士の像(写真上)がならでいます。
下の写真は、拝殿になります。
大石邸長屋門は、国指定の史跡になっています。
いただいた御朱印には、「大願成就」と書かれていました。
花岳寺
花岳寺は、赤穂市加里屋にある曹洞宗の寺院です。山号は台雲山、本尊は釈迦如来になり、赤穂藩主の
菩提寺になります。 江戸時代初期の正保二年(1645)、浅野長直が浅野家の菩提寺として創建した寺になるそうです。
東京の泉岳寺が江戸詰めの菩提寺、国元の菩提寺が花岳寺になります。共に曹洞宗、「岳」の字が寺号に入っています。
山門は、元は赤穂城に建てられていたもので、明治になってこちらに移築されたそうです。
下の写真は、本堂になります。本堂の前には、二代目になる「大石名残の松」があります。
本堂の中には、黒猫四十七士が存在感を放っていました。案内によりますと、赤穂事件は主君の仇討だけでなく、
幕府への抗議のために立ち上がった男の話とも言われています。当時の将軍は、犬公方と呼ばれた徳川綱吉、
その犬に対して猫、そして黒装束に身を包み、見事に大願成就、本懐を遂げた男たちを表しているそうです。
境内には、野口雨情の歌碑が建っていました。歌碑には「春のあけぼの 花なら桜 武士の鑑じゃ 赤穂義士」
と書かれています。
義士宝物館が建てられていて、こちらには赤穂浪士や浅野家に関する収蔵物が展示されています。
いただいた御朱印には、新西国三十三観音霊場三十一番札所としての「千手観音」が書かれていました。
赤穂八幡宮
赤穂八幡宮は、赤穂市尾崎にある八幡大神である応神天皇を祀る八幡神社です。赤穂の氏神様として厚く
信仰されている神社です。 社の由緒によりますと、創建は室町時代の応永十三年(1406)になるそうです。
現在の本殿や拝殿は、江戸時代の半ば、享保三年(1718)に再建されたものです。
普門寺
普門寺は、赤穂八幡宮から100メートルほどの所、赤穂市尾崎にある天台宗の寺院です。 山号は明応山、
本尊は十一面千手千眼観世音菩薩になります。 創建年は不詳のようですが、寺の由緒によりますと、聖徳太子
によって開かれ、慈覚大師円仁により創建された寺だそうです。
現在の普門殿(本堂)は、平成に入り再建されたものになります。
本殿の前には明王堂(護摩堂)が建立されていて、瀬戸内三十三観音のお砂踏みができるようになっています。
いただいた御朱印は二つになります。
一つ目は、瀬戸内観音霊場第八番札所の御朱印「慈光殿」です。
二つ目は、普門殿に安置されている薬師如来、播州薬師霊場第二十番札所としての御朱印「薬師如来」です。