佐賀県 鹿島・武雄 神社御朱印めぐり
この記事では、佐賀県西部、鹿島市にある日本三大稲荷の一つと言われる祐徳稲荷神社、武雄市に建つ武雄神社
をめぐる御朱印めぐりの旅を紹介しています。
祐徳稲荷神社 (佐賀県)
祐徳稲荷神社(ゆうとくいなりじんじゃ)は、佐賀県鹿島市古枝にある神社です。参拝客数は年間およそ300万人、
九州では太宰府天満宮に次ぐ多くの参拝者を集める神社です。下は参道の商店街になります。
楼門(写真下)や本殿、神楽殿などの社殿は、漆塗りの極彩色が施され、「鎮西日光」との別名があるそうです。
創建は江戸時代初期の貞享四年(1687)、肥前鹿島藩主、鍋島直朝公の夫人、花山院萬子媛が、朝廷の祈願所で
あった稲荷神の分霊を勧請したのが始まりになるそうです。 主祭神は、稲荷大神の倉稲魂大神(うがのみたまのおおかみ)、
大宮売大神、猿田彦大神の3柱になります。 本殿に向かって右手に建つ内社の石壁社(写真下)には、石壁山窟の寿蔵に
断食入定を果たしたという萬子媛が、萬媛命(祐徳院殿)として祀られています。
現在の本殿は、昭和二十四年(1949)に焼失したあとに再建されたもので、懸造(かけづくりに)なっています。
下は、本殿下に建つ総漆塗極彩色の御神楽殿になります。
武雄神社
武雄神社は、武雄温泉駅から徒歩15分、武雄市武雄にある神社です。
下の写真は、武雄温泉のシンボルになっている朱塗りの楼門です。
社の由緒によりますと、神功皇后が三韓征伐の帰途、武雄に兵船を止め、それが御船山と化し、同行していた
住吉神と武内宿禰が御船山の南嶽(船の艫)に鎮座したのが始まりになるそうです。
祭神は、武内宿禰、武雄心命、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇で、五柱の神を総じて武雄大明神と呼ぶそうです。
主祭神の武内宿禰(たけうちのすくね)は、天皇を補佐する大臣として、第12代から第16代までの天皇に仕え、
360歳を数えた日本一長寿の神様になります。
武雄神社の本殿裏、200メートルほどの所には、樹齢3000年といわれるご神木の大楠が立っています。
樹根の中に大きな空洞があり、中には天神様が祀られています。根周りは、26メートル、高さは27メートル
あるそうです。 また境内入口には、根元がつながっている夫婦檜が立っています。
いただいた御朱印には、金色で大楠の印が押されていました。