楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

奈良 薬師寺 御朱印めぐり
地域:

薬師寺御朱印めぐり  

 

西ノ京は、奈良市の西側に位置し、平城京の右京を「西京」と称したことに始まると言われています。
この記事では、近鉄西ノ京駅の前に建つ薬師寺の御朱印めぐりを紹介しています。

薬師寺

薬師寺は、奈良市西ノ京町にある法相宗の大本山になる寺院です。 天武天皇九年(680)、天武天皇がのちの持統天皇
の病気平癒のため発願し、創建した寺で、本尊は薬師如来になります。  
法相宗の始祖は、『西遊記』で有名な、中国唐の時代の僧呂“玄奘三蔵”になるそうです。 主要伽藍の北側には、平成三年
に建立された玄奘三蔵院があり玄奘三蔵が祀られています。
下の写真は、玄奘三蔵院の入口にある玄奘塔になります。

また平成十二年(2000)、平山郁夫画伯の作、玄奘三蔵求法の旅をたどる「大唐西域壁画」13枚の大作が完成、
玄奘塔北側にある大唐西域壁画殿に展示されていて、我々もこの大作を観賞することがでます。
なお、伽藍の公開時には、“玄奘三蔵”のお姿入りの御朱印をいただくことが出来ます。

創建当時は藤原京(奈良県橿原市)に建てられましたが、平城遷都に伴い現在の場所に移転したそうです。

下の写真は、薬師寺伽藍の北側にある玄奘塔の、全く反対側にある南門になります。

南門を入るとすぎに中門、その先に本堂にあたる金堂(写真下)があります。 金堂は、1976年に再建されたものです。
金堂の中には、奈良時代の仏教彫刻の最高傑作の一つとされる国宝の本尊薬師三尊像(薬師如来、日光菩薩、月光菩薩)
が安置されています。

金堂の御朱印は、薬師寺の基本になる御朱印「薬師如来」になります。

金堂に向かい右側には東塔、左側には西塔(写真下)が建っています。
現在の西塔は、1981年に伝統様式で再建されたものになります。

 

東塔(国宝)は、唯一創建当時の建物になります。  この東塔は、平成30年をめどに解体修理中で、現在は、
塔として観ることはできません。 この塔は、一見六重の塔のように見えますが、実際は三重塔で、各階の間
には裳階という小さな屋根が入っている構造です。この大小の屋根の重なりが律動的な美しさをかもし出し
「凍れる音楽」という愛称で親しまれているそうです。
私もその凛々しさと荘厳さに感動をした一人です。 下の写真は、平成24年に写した東塔です。

金堂の先に建つ大きな建物は、2003年に再建された大講堂(写真下)になります。

すべての御朱印は、こちらでいただくことになります。
なお大講堂の本尊は、「弥勒三尊」(重要文化財)になります。
大講堂の御朱印は、「弥勒佛」になります。

また大講堂の後堂には、“仏足石”と“仏足跡歌碑”(国宝)が安置されていて、「南無佛」の御朱印をいただくことができます。

東塔の裏手には、鎌倉時代に建てられた東院堂(国宝)があり、聖観世音菩薩(国宝)が安置されています。

東院堂に関しては、「聖観世音」の御朱印をいただくことができます。

薬師寺には、一見肖像画のようにも見える国宝の吉祥天女画像がありますが、寺伝によりますと、この仏画は、
聖武天皇の妃、光明皇后をモデルとしたものと伝えられています。
毎年、1月1日から15日までの期間限定になりますが、吉祥天女画像が公開されるこの期間には、吉祥天女
画像印入りの御朱印をいただくことが出来ます。 この御朱印に描かれた吉祥天女はもちろん吉祥天女画像を
写したものですが、その豊穣さ、慈悲の心はご朱印を通しても十分に感じられるありがたいご朱印の一つです。

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