気多大社・妙成寺・永光寺 石川県御朱印めぐり
この記事では、気多大社・妙成寺・永光寺、石川県羽咋市にある寺社をめぐる御朱印めぐりの旅を紹介しています。
気多大社
気多大社は、石川県羽咋市にある能登国一宮になる神社です。 祭神は、大国主命(おおくにぬしのみこと)、別名;
大己貴命(おおなむちのみこと)になります。
大己貴命は、出雲から舟で能登に入り、国土を開拓したのち守護神としてこの地に祀られています。
神門は、安土桃山時代の造営になるそうです。
拝殿は、江戸時代初期に造営されたものです。拝殿の後ろに本殿があります。
気多大社は、3万3000㎡の広大な社域を持つ神社で、その大半はうっそうとした原生林になります。
境内の裏手には、原生林、社叢「入らずの森」(国の天然記念物)が広がっています。
妙成寺
妙成寺(みょうじょうじ)は、石川県羽咋市滝谷町にある日蓮宗の寺院です。山号は金栄山、本尊は
一塔両尊四天王四菩薩になるようです。 創建は永仁二年(1294)、日蓮上人の弟子であった日像が、
師命により、京都に妙法を布教するために佐渡からの途中、満蔵法印(日乗聖人)と出会い、法華経に
感銘を受けた満蔵法印が日像を開山として開いた寺になるようです。
妙成寺は日蓮宗の北陸本山にあたる寺院で、大伽藍を持っています。
そして本堂、五重塔、祖師堂、経堂など十棟が重要文化財に指定されています。
二王門は寛永二年(1625)の建立になります。
二王門の正面に建つ五重塔は、元和四年(1618)に建立されたものです。
本堂は、慶長十九年(1614)の建立になります。
本堂の横に建つ祖師堂は、寛永元年(1624)の建立になります。
書院前に築かれた庭園は、蓬莱式池泉庭園で江戸時代前期の作庭になるそうです。
いただいた御朱印には、「南妙法蓮華経」とお題目が書かれていました。
永光寺
永光寺(ようこうじ)は、石川県羽咋市酒井町にある曹洞宗の寺院です。山号は洞谷山、本尊は釈迦如来になります。
創建は正和元年(1312)、曹洞宗の第四祖瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)により開かれた寺院です。
朝廷や室町幕府などの庇護を受け、隆盛時には大伽藍を形成していた有力寺院でしたが、応仁・天正の2度の戦火に
より焼失、天正十年(1582)に前田利家により再興された後は、総持寺の末寺になったそうです。
現在の伽藍は、江戸時代に再建されたものです。 山門(写真下)をくぐると、正面の法堂を結ぶ軸線の右手に庫裡、
書院、方丈、浴室、左手に僧堂、鐘楼などがそれぞれ配置され、回廊で結ばれています。
このような伽藍配置は「永光寺方式」と呼ばれているそうです。
下の写真は、本堂にあたる法堂になります。
法堂の表側の床下にあたる所には「蛇胎石」と呼ばれる大石があります。 この石は、蛇の体をした妖霊が、瑩山禅師の
お導きによって寺を守護する大石に化したものだと言われています。なお、法堂の裏側には尻尾が出ているそうです。
法堂(本堂)の奥に伝燈院(開山堂)、更に、その奥には墳丘「五老峰(ごろうほう)」があります。
「五老峰」には、曹洞宗五祖(如浄、道元、懐弉(えじょう)、義介(ぎかい)、瑩山禅師)の遺品が収められ、
信仰の中心とされています。
いただいた御朱印は二つになります。 まずは、「五老峰」の御朱印です。
二つ目は、法堂の名称になる「最勝殿」になります。