奈良桜井市 談山神社・文殊院・聖林寺・大神神社 めぐり
この記事では、大和路、桜井市にある談山神社、文殊院、聖林寺、大神神社をめぐる御朱印めぐりの旅を紹介しています。
談山神社
談山神社(たんざんじんじゃ)は、奈良県桜井市の多武峰(とうのみね)にある神社です。
桜井駅から、談山神社行きの路線バスに乗り30分程で終点、談山神社に到着します。
バス停から、西側まわり、東側まわり、どちらからでも行けますが、大きく回りながら3分ほど歩きますと
談山神社の正面入り口に到着です。
ここから石段をまっすぐ登っていきますと拝殿に到着します。
下の写真は、拝殿から見た本殿になります。
談山神社の御祭神は、大化の改新に功績のあった『藤原鎌足』です。 645年、中臣鎌足(後の藤原鎌足)は
当時の皇太子、中大兄皇子(後の天智天皇)と二人、多武峰(とうのみね)の山中に登って、「大化改新」の
談合を行ったそうです。 後にこの談山神社が鎮座する多武峰の山を「談い山」「談所ヶ森」と呼び、談山神社
の社号の起こりとなったそうです。
境内にある十三重の塔は、唐の清涼山宝池院の塔 を模して建てられたといわれています。高さは約17メー トル、
屋根は伝統的な檜皮葺きです。神仏混淆時代の名残であると同時に、談山神社のシンボルになっています。
いただいた御朱印は4つです。
まずは、祭神、鎌足公を表す「談山大明神」になります。右上には「多武峰」と書かれています。
二つ目は、「鎌足公の像」の御朱印です。
三つ目は、「神廟」、十三重塔が押された御朱印です。
四つ目は、「福禄寿神」の御朱印です。
福禄寿神は大和七福八宝霊場の一つになります。
聖林寺
聖林寺(しょうりんじ)は、奈良県桜井市下にある真言宗室生寺派の寺院である。山号は霊園山、本尊は
地蔵菩薩になります。奈良時代末の作と言われる国宝の十一面観音立像を所蔵することで知られています。
創建年などは不明なことが多いとのことですが、寺の案内によりますと談山・妙楽寺(現在の談山神社)の別院の一つで、
藤原鎌足の長子、定慧の創建になるそうです。
本堂には、本尊である子安延命地蔵坐像が安置されています。
本堂では、地蔵菩薩がいらっしゃるお堂「九華殿」の御朱印がいただけます。
観音堂には、国宝の十一面観音立像が安置されています。
観音堂の御朱印「十一面観音」になります。
安倍文殊院
安倍文殊院は、奈良県桜井市阿部にある華厳宗の寺院です。山号は安倍山、本尊は文殊菩薩になります。
文殊菩薩は、日本最大で快慶の作、国宝に指定されています。古来から、天橋立の切戸文殊、山形県の亀岡文殊と共に、
日本三文殊の一つに数えられています。
創建は大化改新の645年、時の左大臣安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が一族の氏寺として建立したそうです。
本堂は寛文五年(1665)に再建された建物で、本尊の木造騎獅文殊菩薩と脇侍像が安置されています。
金閣浮御堂は、文殊池の中に建つ金色の六角堂で、本尊は開運弁財天、また安倍仲麻呂像、安倍晴明像などが祀られています。
文殊池のほとりには、安倍仲麻呂の歌碑が建っています。
「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」と遣唐使として唐にわたり帰国が果たせなかった
仲麻呂の望郷の歌になります。
本堂の近くには、7世紀中ごろの古墳(西古墳)があり、安倍倉梯麻呂の墓であるとみられています。
いただいた御朱印は二つです。 一つは、本堂「文殊大子」になります。
二つ目は、金閣浮御堂「弁財天」になります。
境内東側には、縁結びの神として知られる白山神社があります。
大神神社
大神神社(おおみわじんじゃ)は、奈良県桜井市三輪にある大和の国一宮に列せられる神社です。 桜井駅で、
JR桜井線に乗り換え、次の駅の三輪駅で下車、駅近くの踏切を渡るとすぐに二の鳥居が見えてきます。
境内まで、5分もかからずで到着です。
燈廊が並ぶ静かな趣の参道を行くと左手に夫婦岩、さらに進むと拝殿です。
社の由緒によりますと、大神神社は遠い神代の昔、大国主神が、 自らの幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)
を三輪山にお鎮めになり、大物主神の名をもってお祀りされたのが当神社のはじまりだそうです。
本殿 は設けておらず、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して三輪山(写真下)を拝するという、原始神道の姿を残し
ている神社で、日本最古の神社と言われています。
大三輪之神(おおみわのかみ)として世に知られ、大神は“おおみわ”と読まれ、神様の中の大神様 として
尊崇されているそうです。