御上神社・錦織寺・兵主神社 御朱印めぐり
この記事では、滋賀県野洲市にある御上神社、兵主大社、錦織寺を巡る御朱印めぐりを紹介しています。
御上神社
御上神社(みかみじんじゃ)は、滋賀県野洲市にある神社です。「近江富士」との別名もある三上山(標高432m)
の山麓にあり、俵藤太のムカデ退治の伝説で知られる三上山(写真下)を神体山として祀る神社です。
祭神は、天照大神の孫になる天之御影命 (あめのみかげのみこと)になります。天之御影命は刀鍛冶の祖神であり、
刀を創るためには火と水が必要なことから、火と水をつかさどる神様になります。 社伝によりますと創建は、第七代
天皇、孝霊天皇6年、三上山山頂に天之御影命が出現し、御上祝が三上山を盤境と定めて祀ったのが始まりになるそうです。
その後養老二年(718)、現在地に藤原不比等が勅命により榧の木で社殿を造営したそうです。
楼門は、鎌倉時代の造営で国の重要文化財になります。
拝殿も国の重要文化財に指定されています。
本殿は、鎌倉時代の造営で、御上造と言われる建築様式で建てられていて、国宝に指定されています。
錦織寺
錦織寺は、野洲市木部にある真宗木部派の寺院です。山号は遍照山、本尊は阿弥陀如来になります。
下の写真は表門、そして中門になります。
寺の歴史案内よりますと、創建は天安二年(858)、比叡山三代座主慈覚大師円仁の指示で御堂が建てられ、
毘沙門天王の像が安置されたのがはじまりになるそうです。 そして嘉禎元年(1235)に、親鸞聖人が関東
から京都へ戻られる途中、当寺に立ち寄られ、みほとけの法を説かれた寺になるそうです。
御影堂(写真下)には、親鸞聖人の御影が奉安されています。
御影堂の前には、親鸞聖人の像が建っています。
阿弥陀堂は天保二年(1831)に再建されたもので、親鸞聖人が常陸国霞ヶ浦にて感得された一尺八寸の阿弥陀
如来座像が本尊として安置されています。
いただいた御朱印には「真宗木辺派 本山錦織寺」と書かれていました。
兵主大社
兵主大社(ひょうずたいしゃ)は、野洲市五条にある神社です。 主祭神には、八千矛神(やちほこのかみ)こと
大国主命を祀っています。
創建年は不詳のようですが、社伝によりますと、3世紀後半ごろ、滋賀郡穴太(現在の大津市)遷都にともない
穴太に社地が設けられ、さらに欽明天皇の時代(539~571)に現在地に遷され、社殿が造営されたと伝えられています。
境内への入口にある楼門は、足利尊氏の寄進と言われています。
下の写真は、拝殿になります。
拝殿横から本殿北側へと広がる庭は、国の名称庭園に指定されています。
国内でも数少ない平安時代に築かれた神社庭園になるそうです。