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御朱印めぐりの旅

鎌倉 妙本寺・安養院・安国論寺・光明寺・常栄寺 御朱印めぐり
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妙本寺・常栄寺・安養院・安国論寺・光明寺 御朱印めぐり  

 

この記事では、鎌倉駅の東側にある日蓮聖人の霊跡寺院“妙本寺”や日蓮上人が立正安国論を書いたと言われる
“安国論寺”、そして坂東三十三所観音霊場の第3番札所“安養院”、ぼた餅寺;常栄寺、浄土宗の大本山になる

光明寺をめぐる御朱印めぐりを紹介しています。

 

妙本寺  

 

妙本寺は、鎌倉駅から東へ徒歩5分程度の鎌倉市大町にある日蓮宗の本山、霊跡寺院になる寺院です。
山号は長興山、日蓮聖人が現在の池上本行寺の地で亡くなる際に枕元に掛けられたとされる“十界曼荼羅”が
本尊になります。   寺の由緒によりますと、妙本寺は日蓮聖人を開山とし、日蓮宗最古の寺院になるそうです。
開基は、北条氏により滅ぼされた比企能員の子で比企熊本、一族の菩提をともらうために日蓮聖人に比企氏の
屋敷を献上したのが寺の始まりになるそうです。
総門から境内に入ります。

境内は、比企谷の山あい、風情ある参道を歩いていくと赤い“二天門”その先が“祖師堂”(写真下)になります。

いただいた御朱印には、“蓮華在水”と書かれてあります。

 

 

“蓮華在水”とは、「如蓮華在水」という法華経にある言葉だそうです。 蓮は、濁った水の中にあってもそれに
染まることなく、澄んだ美しい花を咲かせます。それと同じように、妙法を持った人は、どんなに汚れた世の中
であっても清く正しい道を進んで行ける、そのような教えになるようです。  

 

 

 

常栄寺

 

常栄寺(じょうえいじ)は、妙本寺から徒歩3分程度の鎌倉市大町にある日蓮宗の寺院です。山号は慧雲山、
本尊は三宝祖師になります。

 

創建は慶長十一年(1606)、日祐尼が開基し、池上本門寺の日詔上人が開山 した寺になるそうです。

常栄寺山門

常栄寺本堂

 

 

 

文栄八年(1271)、日蓮上人に降りかかった龍ノ 口の法難の時、この地に住んでいた“桟敷尼”という尼僧が
“胡麻ぼた餅”を捧げたという伝承があり、その後、日蓮上人は刑を免れたことから「御首継ぎに胡麻の餅」と
して有名になったそうです。この言い伝えから常栄寺は、「ぼた餅寺」と呼ばれているそうです。

また寺号は、桟敷尼の法号“妙常日栄”にちなんだものだそうです。

 

 

 

御朱印は見開きでいただきました。

御朱印には、桟敷尼の伝説をよんだ歌が書かれていました。

「これやこの 法難の祖師にはぎのもち ささげし尼が すみにしところ」になります。

常栄寺朱印

     

安養院

 

安養院は、鎌倉駅から県道311号線に沿って徒歩15分程度の鎌倉市大町にある浄土宗の寺院で、山号は祇園山です。
本堂には、本尊の阿弥陀如来と共に千手観音を安置し、坂東三十三所観音霊場の第3番札所になっています。

安養院は、嘉禄元年(1225)、北条政子が夫、源頼朝の菩提をともらうために建てた寺が母体となっているそうです。
“安養院”の名は政子の法名になり、本堂には本尊阿弥陀如来像と千手観音像と共に北条政子像が安置されています。

また本堂の後ろには、政子の供養塔も建てられています。
また、本堂の前には、天然記念物に指定されている樹齢700年と言われる槇の木が存在感を示しています。

いただいた御朱印は、千手観音様がいるお堂“千手悲殿”と書かれていました。

安国論寺  

安国論寺は、安養院からさらに5分ほど歩いた鎌倉市大町にある日蓮宗の寺院です。

山号は妙法蓮華山、本尊は南無久遠実成本師釈迦牟尼仏になります。 創建は建長五年(1253)日蓮聖人によるそうです。
安国論寺は、日蓮聖人が法華経を中心とする国家の安寧を唱え、全執権北条時頼に建白した『立正安国論』を執筆した
岩穴の近くに、建てられた寺だそうです。

 

いただいた御朱印には、“妙法”と墨書きされています。“妙法”とは、日蓮宗の原点『法華経』の正式名称が
『妙法蓮華経』であることから、“法華経”のことをさしていると思います。

光明寺 

光明寺は、安国論寺から南西方向に徒歩20分ほどの鎌倉市材木座にある浄土宗の大本山になる寺院です。
山号を天照山、本尊は阿弥陀如来になります。

寺の案内によりますと、創建は鎌倉時代の寛元元年(1243)、開山は記主良忠上人になります。記主良忠上人は
鎌倉幕府第四代の執権、北条経時公の帰依を受けてこの光明寺を開かれたといわれています。 江戸時代には、
徳川幕府が定めた学問所、浄土宗の関東十八壇林の筆頭寺として栄えたようです。
山門は、江戸時代の終わりに建てられたという堂々とした建物です。

本堂は元禄十一年(1698)の造営で、国の重要文化財に指定されています。
屋根が大きくこちらも壇林にふさわしい堂々とした建物です。

本堂の左手になる庭園は小堀遠州作と伝わる蓮池を中心とした庭になります。

本堂の右手には、「三尊五祖来迎の庭」と称する枯山水庭園があります。それぞれの石が、三尊五祖を表しています。
下の写真の奥の中央の石は“阿弥陀さま”、下の中央のとんがりのある石は“法然上人”になるようです。

いただいた御朱印は3つになります。 一つは本尊の「阿弥陀如来」になります。

二つ目は開山の「記主禅師」になります。

三つ目は鎌倉三十三観音の一つ「如意輪観世音」になります。

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