長谷寺・水澤寺・達磨寺 上毛地域 古刹御朱印めぐり
この記事では、群馬県高崎市から軽井沢方面に向かう地域、上毛地域に建つ名刹、長谷寺・水澤寺・達磨寺を
めぐる御朱印めぐりの旅を紹介しています。
長谷寺
長谷寺は、群馬県高崎市榛名町にある金峰山修験本宗の寺院です。山号は白岩山、本尊は十一面観音菩薩で、
坂東三十三観音霊場の15番札所になっています。通称「白岩観音」と呼ばれています。
創建年は不詳とのことですが、平安時代に役の行者によって開かれたと伝えられています。
本堂の前には、仁王門があります。
白岩観音本堂に安置されている本尊の十一面観音像は、平安時代中期の作と推定され、県の重要文化財に指定されています。
いただいた御朱印には、本尊の「大悲殿」と書かれていました。
水澤寺
水澤寺は、群馬県渋川市にある天台宗の寺院です。山号は五徳山、本尊は十一面千手観音になり、坂東三十三所
観音霊場の第16番札所になります。
寺の歴史によりますと、創建は推古天皇の時代、高麗の高僧、恵灌僧正の開基になるそうです。
仁王門が山門になります。
本堂は、天明七年(1787)に再建されたものになります。本堂には、透かし彫りや丸彫りで彫刻が施されています。
本堂が観音堂で、本尊の十一面千手観音が安置されています。
本堂の御朱印には、「千手大悲閣」と書かれていました。
本堂の隣には、本堂と同じ時期に建てられた六角堂があります。六角堂には六地蔵と大日如来が安置されています。
六角堂の御朱印には、「南無六地蔵尊」と書かれていました。
釈迦堂では、安置されている「釈迦三尊」の御朱印をいただくことができます。
達磨寺
達磨寺は、高崎市にある黄檗宗の寺院です。山号は少林山になり、高崎名物「縁起だるま」で有名な寺院です。
寺の縁起によりますと、創建年などは不詳な部分が多いようですが、古くからこの地に十一面観音を祀る観音堂
があったそうです。
ある年、碓氷川の大洪水の後、香気がある古木が流れ着き、村民がこれを霊木として観音堂に安置していたそうです。
そして延宝八年(1680)一了居士という役者がこの霊木から達磨大師坐像を彫り、観音堂に祀ったそうです。
そしてさらに1697年、当地の領主が、水戸光圀公が帰依した心越禅師を開山として、「少林山達磨寺」を開創したそうです。
総門は、平成になって再建されたもので、黄檗宗の本山である万福寺の総門と同じ様式で建てられています。
総門から入り大講堂を過ぎ石段を登っていくと、右手には300年前に建てられた最古の建物、茅葺の観音堂があり、
こちらには十一面観音が安置されています。
達磨堂の右に建つのが霊符堂になります。霊符堂は本堂にあたり、こちらに北辰鎮宅霊符尊と達磨大師を祀り、
そして開山心越禅師像を安置しています。奉納されたダルマもこちらにおさめられています。
納経しいただいた御朱印には、「達磨大師」と書かれていました。