多度大社、大福田寺、行基寺、大聖院 桑名地区御朱印めぐり
この記事では、桑名市にある多度大社、大福田寺、行基寺、そして四日市にある大聖院の三重県桑名地区
をめぐる御朱印めぐりの旅を紹介しています。
多度大社
多度大社は、三重県桑名市多度町にある神社です。 主祭神は、天照大神の子になる天津彦根命になります。
天津彦根命は、桑名の地名になった当地の豪族、桑名首(くわなのおびと)の祖神になります。
天津彦根命が天照大神の御子神であったことや、伊勢参りの道筋にあったことから「お伊勢参らばお多度も
かけよ、お多度かけねば片参り」と古くから詠われていたそうです。
社の由緒によりますと、創建は21代天皇、雄略天皇の御代(5世紀後半)になるそうです。
山道を進みますと、本宮に通じる神橋の手前、左側に天津彦根命の妹で宗像三神のひとり、市杵島姫命を
祀る美御前社( 写真下)があります。女性特有の病などにご加護を下さるそうです。
境内の一番奥が本宮、天津彦根命を祀る多度神社になります。
本宮の横には、滝が落ち清流がさわやかに流れています。
本宮の右手前に建つのは、別宮、天津彦根命の御子神になる天目一箇命を祀る一目連神社になります。
多度山に住む神に願いを届ける役割を果たすのが、多度大社に1500年前から住むという白馬になるそうです。
参道の入り口には、白馬が住む神馬舎があります。
行基寺
行基寺は、多度大社から車で北へ20分ほどの岐阜県海津市にある浄土宗の寺院です。
山号は臥龍山、本尊は阿弥陀如来になります。
創建は奈良時代初めの天平年間、行基菩薩が聖武天皇の勅願により建立したのが始まりだそうです。
寺の案内によりますと、行基菩薩はこの地で、82歳で入滅されたそうで、境内には行基塚もあります。
行基堂(写真下)には、行基菩薩の像もあるようです。
現在の本堂は、天保三年(1832)に再建されたものになります。
いただいた御朱印には、「大悲殿」と書かれていました。
回廊式庭園があります。書院西側には、自然の岩肌を生かした枯山水の庭があります。
下の写真は庫裡にある月見の間からみた濃尾平野になります。
行基寺は別名「お月見の寺」と言われ、中秋の名月には夜間拝観も行われ、濃尾平野に浮かぶお月様を堪能できるそうです。
大福田寺
大福田寺は、桑名市東方にある高野山真言宗の寺院です。山号は神宝山、本尊は阿弥陀如来になります。
他に歓喜天を祀り、日本三歓喜天(日本三大聖天)の一つに数えられています。 創建は不詳とのことですが、
飛鳥時代に聖徳太子が開いたと伝わっています。 山門は江戸時代に建立されたといわれています。
本堂には、本尊の木造阿弥陀如来立像が安置されています。
本堂の横には、歓喜天を祀る聖天堂があります。
御朱印は、本尊「阿弥陀如来」になります。
大聖院
大聖院は、四日市市日永にある真言宗醍醐派の寺院です。山号は無動山、本尊は不動明王になります。 創建は、奈良時代の天平十年(738)、行基菩薩によって開かれた寺だそうです。
本堂に安置されている本尊の不動明王立像は、平安後期の作で、国の重要文化財に指定されています。この像は、平安時代の武将、源頼義が仏師定朝に刻ませ、生涯念持仏として信奉したものと伝えられています。
いただいた御朱印には、「不動明王」と書かれていました。