宝仙寺・新井薬師・気象神社・井草八幡宮 御朱印めぐり
この記事は、中野区にある宝仙寺から新井薬師そして杉並区にある気象神社、そして井草八幡宮をめぐる
東京中野区、杉並区の御朱印めぐりをしています。
宝仙寺
宝仙寺は、地下鉄丸ノ内線の中野坂上駅から徒歩3分ほどの中野区中央2丁目にある真言宗豊山派の寺院です。
山号は明王山、本尊は不動明王になります。
寺の歴史案内によりますと、創建は、平安時代の寛治年間(1087~1093)、源義家の開基になるそうです。
義家が後三年の役を平定して帰京の途中、護持していた不動明王像を安置するための一寺を建立したのが
はじまりになるようです。
江戸時代には、歴代の将軍から厚い保護を受け、鷹狩の際には休憩所になったりしたそうです。
江戸6塔の一つに数えられた三重塔を含め伽藍は、昭和20年の空襲により焼失、現在建つ本堂や三重塔は戦後
再建されたものになります。
いただいた御朱印は二つです。
一つは、本尊の不動明王、「大聖不動明王」と書かれていました。
不動明王は、密教の根本尊である大日如来の化身であり、「大日大聖不動明王」と丁寧に呼ばれています。
二つ目は、「日輪弘法大師」の御朱印になります。境内の一角には「日輪弘法大師」と刻まれた石柱が建っています。
新井薬師 (梅照院)
新井薬師は、西武新宿線新井薬師前駅から数分の中野区新井にある真言宗豊山派の寺院です。
山号は新井山、本尊は薬師如来と如意輪観音のニ仏一体(表裏)の黄金仏になります。
正式名称は、「新井山梅照院薬王寺」になりますが、古来、通称「新井薬師」と呼ばれ親しまれています。
とりわけ、徳川二代将軍秀忠公の第五子和子の方が患った 悪質な眼病が、祈願して快癒したことなどから
「目の薬師」と呼ばれ、 あるいは第五世玄鏡が元和三年(1617)に如来の啓示によって、 秀れた小児薬を
調整したことなどから「子育て薬師」とも呼ばれ、篤く信仰されているそうです。
寺の案内によりますと、創建は天正十四年(1586)になるそうです。
鎌倉時代の武将新田家の守護仏であった空海作と言われる尊像(本尊)が、行方不明になっていたそうでが、
天正十四年、こちらで発見され、これを安置するために、行春という僧がお堂を建立したのが、 梅照院の始
まりになるそうです。
また、“新井”の名は当地で新たに井戸を掘ったことに由来するもので、この井戸水(白龍権現水)は、一般に
開放されており、現在も飲用水として多くの人がここの水を汲みに来ています。
いただいた御朱印には「薬師如来」と書かれていました。
高円寺氷川神社・気象神社
高円寺氷川神社は、JR高円寺駅南口から徒歩2分、杉並区高円寺南にある素盞鳴命を祭神に祀る神社です。
社の由緒によりますと、源頼朝に使えていた武将が、この地に社殿を建立、農業の神を祀ったのが始まりになるようです。
氷川神社には、日本唯一という珍しい気象神社が境内末社として、本殿横に祀られています。
この気象神社の祭神は八意思兼命(やごころおおもいかねのみこと)、知恵の神になるそうです。
気象神社は、旧馬橋4丁目(現・高円寺北4丁目)にあった陸軍気象部の構内に、昭和十九年(1944)年に造営
されましたが、昭和二十三年に、氷川神社に遷座したそうです。
いただいた御朱印には、「氷川神社」と並び「日本唯一 気象神社」と書かれていました。
井草八幡宮
井草八幡宮は、中央線の西荻窪駅から徒歩20分ほどの杉並区善福寺にある八幡神社で、祭神に八幡大神、
応神天皇を祀っています。
創建当初は春日神を祀っていたそうですが、源頼朝が奥州討伐の折、八幡神を合祀して戦勝祈願したところから、
八幡宮になったそうです。
大鳥居から境内に入ります。
随神が一対納められた楼門があります。
拝殿の前には、神門があります。
そして拝殿(写真下)、本堂になります。