沖宮・波上宮・沖縄護国神社・出雲大社 那覇御朱印めぐり
この記事は、沖縄県那覇市にある主だった神社の御朱印めぐりを紹介しています。
沖宮
沖宮(おきのぐう)は、那覇市奥武山町にある奥武山公園内にある琉球七宮八社の一つに数えられる神社です。
ゆいレールの奥武山公園駅から徒歩3分程度の所にあります。
主祭神に、天照大神、沖縄名で天受久女龍宮王御神(てんじゅくめりゅうぐうおうおんかみ)、
天龍大御神(てんりゅうおおおんかみ)・天久臣乙女王御神(あめくしんおとめおうおんかみ)を祀っています。
社の由緒によりますと、神社の創始は不詳とのことですが、初めに熊野権現の霊木が祀られ、また14世紀ごろか
らは薩摩の一乗院などから僧侶が渡来し真言宗が広がり、沖宮は神仏習合の聖地として尊崇されてきたようです。
拝殿(写真上)の前には、狛犬ではなく沖縄らしく雄と雌のシーサー(写真は雄;口を開けています)が守護していました。
本殿裏の小高いところには天燈山御嶽があり、天受久女龍宮王の石碑などが建てられ聖地のたたずまいを見せていました。
また、奥武山水泳プールを挟んで反対側の山頂にも「天主大御神」と書かれた天照大神を祀る石碑がたっています。
護国神社
護国神社は、沖宮の隣、西側100メートルほどの所にある日清日露戦争以降、大東亜戦争までの戦争で
亡くなった軍人や沖縄戦で亡くなった一般住民などを祀る神社です。
社の由緒によりますと、昭和十一年に招魂社として創建され、昭和十四年に護国神社と改称したそうです。
現在の社殿(拝殿・幣殿)は、昭和四十年に再建されたものになります。
境内には、大東亜戦争終結50年を記念し、恒久平和を願い平成七年に建てられた“平和の像”があります。
またご神木のかじゅまるの木を背にして、今上天皇即位20年、ご成婚50年を記念して建立された御製碑と
皇后陛下の歌碑が建てられています。
波上宮
波上宮(なみのうえぐう)は、ゆいレール旭橋駅から北西へ徒歩15分ほどの那覇市若狭にある海に面した崖の上
に鎮座する神社です。 下の写真は、海側から見た波上宮になります。
主祭神には、伊弉冊尊、速玉男尊、事解男尊の熊野三神を祀っていて、琉球王朝の総鎮守、また現在も
沖縄総鎮守として信仰されている神社です。
社の由緒によりますと、創始年は不詳とのことですが、正平二十三年(1368)に当宮の別当寺として隣に建つ
護国寺が建てられたことがわかっているそうです。 下の写真は、昭和三十六年に再建された拝殿になります。
いただいた御朱印には、「沖縄総鎮守」と書かれていました。
出雲大社沖縄分社
出雲大社沖縄分社は、ゆいレール古島駅から徒歩2分の所にある神社です。
島根県出雲市にある出雲大社から分霊勧請された神社で大国主命を祭神として待っていますが、
創始年は不詳とのことです。
識名宮
識名宮は、首里城から徒歩15分ほど、識名園から識名霊園をはさみ1キロほどの那覇市繁多川にある神社です。
祭神は、琉球に広まっていた熊野権現(伊弉冉尊、速玉男尊、事解男尊)と、午ぬふぁ神と識名権現になります。
1500年代、琉球国の尚元王の長男の病気回復に霊験があったので創建されたそうです。
現在の社殿は、太平洋戦争の沖縄戦で焼失、1968年に再建されたものです。
普天間宮
普天満宮(ふてんまぐう)は、沖縄県宜野湾市普天間にある神社で、沖縄県中部最大の聖地として参拝者が
多い神社です。主祭神は、琉球古神道神と熊野権現になります。
社の由緒によりますと、創建年については不詳とのことですが、往昔、普天満の洞窟に琉球古神道神を祀ったこと
に始まり、尚金福王から尚泰久王(1450-60年)の時代に、熊野権現を合祀したと伝えられています。
本殿裏にある普天間洞穴は、全長280m、洞口が2カ所、中には大きな広場が三カ所あり、内部に奥宮が祀られています。