楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

木曽 御嶽山・御嶽神社 御朱印めぐり

「木曽のおんたけさん」と親しみを込めて呼ばれる信仰の山「御嶽山」、この記事では王滝口登山道から入り、

一合目にある御嶽神社里宮から山頂にある御嶽神社奥社、そして標高3,067メートルの剣ヶ峰をめぐる御嶽山

御朱印めぐりを紹介しています。

御嶽山・御嶽神社の概要

御嶽山は長野県と岐阜県の県境に位置する標高3,067mの活火山です。

山頂には、南北に一ノ池から五ノ池までの噴火口跡が並び、山腹から裾野にかけては深い原生林や木曽ヒノキ

の美林でおおわれ、独立峰として荘厳な山容を誇っています。

 

    古くから、「木曽の御岳さん」と呼ばれるように、信仰の山として畏敬を集めてきた巨峰であり、

山頂には御嶽神社奥社が鎮座しています。 頂上奥社は、信濃の国国司、高根道基が大宝二年(702)に創建したと伝えられ、 主祭神は、国常立尊・大己貴命・少彦名命になります。   古来、御嶽山に登山するには、麓で百日精進の修行をしてから登拝したものであったそうです。

江戸時代の天明二年(1782)に覚明行者が黒沢口登山道を開き、寛政四年 (1792)に普寛行者が

王滝口登山道を開き、講社を作り軽精進潔斎での登山を奨励してから、御嶽山の信仰は発展したようです。 今回は、王滝口から御嶽山山頂を目指します。

里宮

 

御嶽神社の社殿は、里宮(さとみや)、八海山神社(はっかいさんじんじゃ)、三笠山神社

(みかさやまじんじゃ)、田ノ原大黒天(たのはらだいこくてん)、頂上奥社(ちょうじょうおくしゃ)

などからなり立っています。   まずは車で、王滝口の里宮に向かいます。 里宮は一合目にあり、「本社(ほんしゃ)」「若宮(わかみや)」「岩戸権現(いわとごんげん)」など

とも呼ばれています。 御嶽山登拝のための精進潔斎のための参籠の行場で、祭神として、山頂奥社と同じ国常立尊・大己貴命・

少彦名命を祀っています。

 

 

 

里宮の入口になる石の鳥居(写真上)から木曽五木の大木を左右に見て368段の石段(写真上)を

登ると切り立った山肌を背にした里宮の社殿(写真下)が現れます。

 

 

こちらでは、「御嶽神社」(一合目里宮)と書かれた御朱印をいただきました。

 

 

八海山神社

八海山神社は、 御嶽山五合目に鎮座し、祭神に「国狭槌尊」を祀っています。

眼病平癒の御神徳があるそうです。

 

こちらの社務所では、「八海山大神」の御朱印をいただきました。

 

田の原大黒天

車は、七合目の田の原駐車場(標高2180m)に止めることになります。 下の写真は、田の原駐車場から見た御岳山になります。

 

 

ここには、大国主命を祭神とする田の原大黒天が祀られています。

大黒様には、商売繁盛、開運の御神徳があります。 下の写真は、大黒天が祀られているお堂越しに見た御嶽山です。

 

 

田の原の社務所でいただいた御朱印には、「大黒天」と書かれていました。

 

 

三笠山神社は、田の原駐車場の南側にそびえる三笠山の頂上にあり、道中安全、交通安全の御神徳があります。

 

 

 

田の原大黒天の社務所で、「三笠山大神」の御朱印をいただきました。

 

頂上奥社遥拝所

王滝口七合目、田の原大黒天から御嶽山の頂上にある頂上奥社をめざし、2時間半ほどの登山になります。 頂上に真っ直ぐ向かう緩やかな参道を10分ほど歩くと、右手に頂上奥社遥拝所があります。 こちらには、頂上奥社と同じ、国常立尊・大己貴命・少彦名命が祀られています。

 

 

頂上まで登らずに、こちらから頂上奥社を参拝し、主祭神の御神徳をいただくことができるわけです。 こちらでは、里宮と同じ「御嶽神社」(頂上奥社遥拝)の御朱印をいただきました。

 

 

頂上を目指して比較的緩やかな登山道を15分ほど行きますと、左手に「大江権現」が見えてきます。

 

 

大江権現の御朱印は、頂上奥社遥拝所でいただくことができます。

 

 

大江権現を過ぎると登山道もはじめは高木も多く、赤土の緩やかな上り坂がしばらく続きます。

途中から本格登山、岩と石段のかなり急な上り坂になります。

下の写真は、八合目付近の様子と田の原方面の眺めになります。

 

 

 

大江権現からおよそ40分、やっと「金剛童子」(8合目)に到着です。  「金剛童子」の御朱印も、「大江権現」と同じく頂上奥社遥拝所でいただくことができます。

 

 

ここから頂上までは、岩と石段が続くかなりきつい登山道、途中富士山が見えるという「富士見石」

などがありますが、そんな余裕もなくゆっくりゆっくり、足場を選びながら登っていきます。

 

頂上奥社

田の原駐車場からおよそ2時間15分、御嶽神社頂上奥社に到着です。 頂上奥社は、木曽御嶽山王滝口頂上にあり、祭神に国常立尊・大己貴命・少彦名命を祀っています。

 

 

こちらでは、頂上奥社本宮「御嶽神社」の御朱印をいただくことができます。

 

 

霧の晴れ間の瞬間、頂上奥社付近からみた眺めです。

 

 

頂上奥社から、さらに標高3,067mの剣ヶ峰(写真下)をめざします。 途中広い岩原には、「大御神火祭場」(写真下)などがあります。

 

 

ややきつい岩山を20分ほど登っていくと、御嶽山山頂(写真下)、あいにくの霧に包まれた剣ヶ峰に到着です。

 

 

下の写真は、剣ヶ峰、三角点付近になります。

 

 

剣ヶ峰には、宗教法人が異なる木曽総社御嶽神社の頂上奥社(写真下)が鎮座しています。

 

 

こちらでは、「山頂3067米」と書かれた「御嶽神社」の御朱印をいただいてきました。

 

 

山頂付近は、晴れていますと”地獄谷”や”二の池”などを眼下に見ることができますが、あいにくの霧、

お鉢めぐりなどはせずに、剣ヶ峰から王滝口山頂に戻り、尾根つたいに20分ほどの所にある頂上奥社本宮の

「奥ノ院」をめざしました。 下の写真は、奥ノ院へ行く途中から頂上奥社方向を見たものになります。

 

 

下の写真が奥ノ院になります。

 

 

奥ノ院の御朱印は、頂上奥社本宮でいただくことができます。

 

 

奥ノ院からは、斜めに下山する形で登山道が作られていて、王滝口九合目に直接戻ることができます。 下の写真は、奥ノ院付近からの眺めです。

 

九合目からは、登ってきた王滝口登山道を、足場になる石を選びながら下ってきました。

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