松尾寺・金剛院・円隆寺・中山寺 舞鶴界隈 御朱印めぐり
この記事では、京都府舞鶴市にある松尾寺、金剛院、円隆寺、そして福井県高浜町にある中山寺
を巡る御朱印めぐりを紹介しています。
松尾寺
松尾寺は、福井県高浜町との県境近く、京都府舞鶴市にある真言宗醍醐派の寺院です。
山号は青葉山、本尊は馬頭観世音菩薩で西国三十三観音霊場の第29番札所になっています。
本尊の馬頭観世音は、西国三十三霊場中唯一の観音像であり、農耕の守り仏として、
或いは牛馬畜産、車馬交通、更には競馬に因む信仰を広くあつめているそうです。
寺の沿革によりますと、創建は和銅元年(708)、唐から渡来した威光上人が馬頭観音を感得し、
草庵を結ばれたのが始まりということです。
山門は仁王門、江戸中期に建てられたものだそうですが、歴史を感じさせる建物です。
現在の本堂は、享保十五年(1730)に再建されたもので、京都府の文化財に指定されています。
いただいた御朱印は、「馬頭尊」と書かれていました。
金剛院
金剛院は、松尾寺から車で10分程度の京都府舞鶴市にある真言宗の寺院です。
山号は鹿原山、寺号は慈恩寺、本尊は阿弥陀如来と波切不動明王になります。
創建は平安時代初期の天長六年(829)、平城天皇の第三皇子、高岳親王によるそうです。
三重塔は、室町時代に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。
三重塔の周りは、秋になると紅葉が見事だそうです。
下の写真は、本堂から見た緑に覆われた三重塔になります。
三重塔から50段ほどの石段を登った所が本堂になります。
本尊阿弥陀如来の別名は“無量寿” いただいた御朱印には、「無量殿」と書かれていました。
中山寺
中山寺は、松尾寺から車で10分程度の青葉山の中腹、福井県高浜町にある高野山真言宗寺院です。
山号は青葉山、本尊は馬頭観音になります。
寺の案内によりますと、創建は大同年間(806~810)、平城天皇の勅願により泰澄大師が開いた
寺だそうです。
山門には国の重要文化財の金剛力士像が安置されています。
室町時代に再建されたという現在の本堂も重要文化財に指定されています。
いただいた御朱印には、「馬頭尊」と書かれていました。
円隆寺
円隆寺は、西舞鶴駅から西へ徒歩8分程度の愛宕山の山裾にある真言宗御室派の寺院です。
山号は慈恵山、本尊は阿弥陀如来、釈迦如来、薬師如来の3体になり、これらはすべて平安時代
の作で国の重要文化財に指定されています。
創建は奈良時代と伝えられる古刹で、平安時代に皇慶上人が再興した寺だそうです。
総門は、1700年代に再建されたものになります。
本堂は江戸時代に山崩れや火災などで焼失、現在の本堂は総門と同様1700年代末に再建された
ものになるそうです。
多宝塔も同時期に再建されたものだそうです。
いただいた御朱印には、阿弥陀如来を安置するお堂を表す「無量寿殿」と書かれていました。