楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

京都 清水寺 御朱印めぐり
地域:

京都 清水寺 御朱印めぐり

清水寺は、京都市東山区にある北法相宗大本山の寺院です。

「清水の舞台から飛び降りる」の語源となった舞台のある本堂や寺名「清水」の由来となった
音羽の滝、緑や紅葉に染まる景観、そして舞台からの京都市街の眺めなど見どころの多い清水寺
は修学旅行をはじめ多くの観光客が訪れる所です。

この記事では、清水寺と江戸時代までは清水寺の鎮守社であった縁結びの神様「大国主命」を
祀る地主神社を巡る御朱印めぐりの旅を紹介します。

清水寺

清水坂は清水寺の参道、京都の名所旧跡の中でも最もお店や観光客でにぎあう通りです。

参道を上りつめると、音羽山を背に仁王門(写真下)、西門、三重塔が迎えてくれる清水寺
の境内になります。

清水寺入口

清水寺は、奈良末期778年に僧延鎮が開山し、平安建都間もない延暦17年(798年)坂上田村麻呂
が仏殿を建立したと伝えられています

山号は音羽山、本尊は千手観音であり、西国三十三所観音霊場の第16番札所になっていて、日本
有数の観音霊場として信仰を集めています。

現在の建物の多くは、寛永8年から10年(1631~1633)、三代将軍徳川家光の寄進によって再建
されたものだそうです。

昔から思い切って決心することを「清水の舞台から飛びおりる」といいますが、その語源となっ
たのが、本堂の前の舞台になります。

 清水寺舞台2

寺の案内によりますと、この舞台は錦雲渓の急な崖に最長12メートルの巨大な欅の柱を並べ、
“懸造り”という手法で釘を一本も使わずに組み上げた木造建築だそうです。

音羽の滝から舞台

本堂から張り出した舞台はちょうど4階建てのビルの高さにあたり、京都市街の眺望が見事です。
面積はおよそ190平方メートルのヒノキの板を敷き詰めた文字通り『檜舞台』です。

この舞台はもともと、ご本尊の観音様に芸能を奉納する場所で、平安時代から雅楽や能、歌舞伎
など様々な芸能が奉納されてきましたし現在でも舞台奉納が行われるそうです。

春の桜と新緑、秋の紅葉と四季折々の美しさを背景にした懸造りの本堂は、京都観光ではなくては
ならないものになっています。

清水寺京都市街

清水寺の本堂の御朱印は本堂東側の御朱印所でいただきますが、観音様を祀るお堂を表現した
「大悲閣」と書かれています。

清水寺朱印

また西国三十三所観音霊場の第16番札所としての御詠歌の御朱印をいただくことができます。

清水寺御詠歌朱印

本堂の先、東側に建つのが本尊阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂で、現在の堂宇は本堂と同じ
寛永年間に再建されたものになります。阿弥陀堂は、浄土宗の開祖・法然上人が、日本で最初に
常行念仏道場とした場所になるそうで、法然上人二十五霊場の第十三番札所になっています。
本堂東側の御朱印所でいただける阿弥陀堂の御朱印には、本尊の「阿弥陀如来」と書かれています。

清水寺 阿弥陀如来朱印

阿弥陀堂の南隣、本堂の全貌を見渡すことができる位置に建つのが奥の院(写真下)です。
寄棟造、檜皮葺きの五間堂、寛永年間の再になります。
本堂より小規模ながら、崖にせり出した懸造の建物になります。

清水寺奥の院舞台から

奥の院の御朱印もいただくことが出来ますが、本堂と同じ「大悲閣」になります。

清水寺奥の院朱印

本堂東側の石段を下りた先には寺名“清水”の由来にもなっている名水が3本の筧(かけい)から
流れ落ちている『音羽の滝』があります。
音羽の滝には、「不動明王」が祀られている不動堂があります。

音羽の滝

音羽の滝の売店で、「不動明王」の御朱印をいただくことができます。

清水寺音羽の滝朱印

 音羽の滝の前に広がる「錦雲渓」と呼ばれる谷を越えた先に塔頭寺院の泰産寺があり、「子安塔」
と呼ばれる小さな三重塔があります。
下の写真は、清水の舞台から見た子安の塔になります。

清水寺子安の塔遠景

子安塔(重要文化財)は、奥の院前の道を南の清閑寺方面へ歩いた先にある、塔頭・泰産寺の
三重塔になります。
寛永再興時の再建。高さは15メートルで、仁王門近くにある三重塔の半分程度の大きさです。
元は仁王門下の南側、警備詰所のあたりにあったが、明治44年(1911年)現在地に移築された。
名前のとおり、安産に大きな信仰を集めています。

清水寺子安の塔

泰産寺の御朱印も本堂東側の御朱印所でいただくことが出来ますが、こちらの御朱印も「大悲閣」になります。

清水寺泰産寺朱印

下の写真は、子安の塔から見た清水の舞台になります。

清水寺子安の塔から

音羽の滝から仁王門方面へ戻る道の左手に立つ碑は、坂上田村麻呂と戦った東北の雄、
「阿弖流爲と母禮」の慰霊碑
です。碑面には「北天の雄 阿弖流爲 母禮之碑」とあります。

清水寺アテルイの碑

地主神社 

地主(じしゅ)神社は、清水寺本堂の裏にある神社です。
清水寺の清水の舞台を出てすぐの一段高所にあり、江戸時代までは清水寺の鎮守社であった神社です。

地主神社全景

地主神社入り口

 大国主命を主祭神として祀り、また素戔嗚命と奇稲田姫命の夫婦神を祀っていて、縁結びの神さま
として若い女性達に人気の高い神社
です。

地主神社本殿

社の由緒によりますと、創建は、日本の建国以前の神代とされ、本殿前の「恋占いの石」は、
科学的鑑定で、縄文時代の遺物であることが分かっているそうです。
7,8メートル離れた所に二つの石がありますが、片方の石から反対側の石に目を閉じて歩き、
無事たどりつくことができると恋の願いがかなうそうです。

 地主神社恋占い石

 現在の社殿は、寛永十年(1633)に徳川家光が造営したもので、本殿、拝殿、総門は国の重要
文化財に指定されています。

境内には、因幡の白ウサギを伴った大国主命の像も建立されています。

地主神社大黒様像

地主神社朱印

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