楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

塩釜神社 御朱印めぐり

志波彦神社・鹽竈神社 御朱印めぐり

志波彦神社・鹽竈神社(しわひこじんじゃ・しおがまじんじゃ)は、JR仙石線の本塩釜駅から
徒歩10分程度の宮城県塩竈市にある2社が同一法人、同じ境内の小高い丘の「一森山」にある神社です。

古来から朝廷をはじめ仙台藩、また地元民からの信仰も篤く、2社合わせて「しおがまさま」と
尊称
されている神社です。

この「しおがまさま」の御朱印めぐりを紹介します。

鹽竈神社

鹽竈神社は、陸奥の国一の宮に列せられる神社で、全国にある鹽竈神社の総本社になります。

鹽竈神社の創建は不詳とのことですが、武甕槌神(たけみかづちのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)
が陸奥の国を平定した際に両神を先導した鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)がこの地に留まり、現地
の人々に製塩を教えたことに始まると言われています。

祭神には、この塩の神・安産の神と言われる鹽土老翁神、また武神である武甕槌神、経津主神を祀っ
ていて、広く武運長久、塩業や漁業の守護、家内安全、安産などの神として信仰を集めています。

奈良時代の国府多賀城が現在の多賀城市市川に設けられ、当社はその精神的支えとなって信仰された
と考えられるそうです。とりわけ江戸時代は、伊達家の信仰が篤く、歴代の藩主は「大神主」として
祭事を司っていたそうです。

表参道から境内に入るとまずは200段もあろうかという急勾配の石段が待ちうけます。

塩釜神社表参道

階段を上った所にあるのは、朱塗りの楼門、随身門が建っています。

塩釜神社楼門

隋心門をくぐると切妻造の四脚門、唐破風のない唐門になります。

塩釜神社唐門

拝殿は元禄十二年(1699)に再建されたもので、重要文化財に指定されています。

拝殿の奥に、左宮本殿・右宮本殿があり、武甕槌神、経津主神が祀られています。

塩釜神社本殿

この本宮拝殿の右側に鹽土老翁神を祀る別宮がありますが、修理中につき拝観はできませんでした。

拝殿前には、「文化灯籠」と呼ばれる青銅製の大きなデザイン灯籠が建っています。
仙台藩の9代藩主であった伊達周宗が、文化年間に寄進した灯籠だそうです。

塩釜神社文化燈籠

なお拝殿の横には、国の天然記念物に指定されているサトザクラ系の八重桜「鹽竈ザクラ」が
たわわに葉を茂らせていました。

塩釜桜

志波彦神社

志波彦神社は、鹽竈神社の裏手(北東側)に鎮座している神社です。
多賀城国府に入る交通の要所、冠川の畔に降臨されたと伝えられる“志波彦神”を祀っています。
志波彦神は、農業守護、国土開発、殖産の神として崇敬されているそうです。

朝廷の尊信が篤い神社で、明治天皇の思し召しにより、明治七年に、鹽竈神社の別宮本殿に
遷祀され、現在の社殿は昭和十三年の上棟になるようです。

志波彦神社の入り口には、朱の大鳥居が建っています。

志波彦神社鳥居

参道の先には、朱塗りの神門があります。

志波彦神社神門

神門をくぐるとすぐに正面が拝殿になります。

社殿は鹽竈神社と違い本殿は黒漆塗り、拝殿(写真下)は朱漆塗りの極彩色になっています。

志波彦神社本殿

志波彦神社・鹽竈神社は、2社合わせて「しおがまさま」、御朱印は一体、見開きで鹽竈神社の方
にある社務所でいただきました。

「奉拝 陸奥国 一之宮」と書かれていました。

塩釜神社朱印

御釜神社

志波彦神社から東参道(裏参道)を下り、御釜神社を目指します。

東参道の入り口には、松島に入る前に松尾芭蕉が立ち寄ったという碑が建っています。

塩釜神社芭蕉碑

御釜神社は、東参道(裏参道)入口の鳥居から南に100mほど行った塩竈市中心部の商店街近くにあり、

鹽竈神社の末社になります。

御釜神社入口

鹽竈神社が現在の地「一森山」に遷るまでは、こちらに鎮座していたそうです。

現在はこちらに、「塩竈」と言う地名の由来となった鹽竈神社の神器「神竈」を安置しているそうです。

御釜神社本殿

御釜神社の御朱印も、鹽竈神社の社務所の方でいただきました。

御釜神社朱印

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