柴又帝釈天・西新井大師・王子神社 御朱印めぐり
フーテンの寅さんのふるさと葛飾区柴又の帝釈天から足立区にある西新井大師そして北区にある
王子神社と東京の北東部環七沿いにある3つの寺社の回る御朱印めぐりの旅を紹介しています。
柴又帝釈天 (題経寺)
帝釈天は、京成線柴又駅前、東京都葛飾区柴又にある日蓮宗の寺院です。『フーテンの寅さん』が
産湯をつかった所、寅さんのふるさととして有名な所です。
また帝釈天から500メートルほど先には、江戸川が流れていて、これも有名な“矢切りの渡し”があり、
現在も渡し船が運航されています。 下の写真は、柴又駅前にある“寅さんの銅像”です
下の写真は、駅前から続く参道の商店街なります。
柴又帝釈天の正式名称は経栄山 題経寺と言います。 寺の縁起によりますと、開山は寛永年間(1629)、
本尊は日蓮聖人が自ら刻まれたと伝えられる『板本尊』と呼ばれる板状の彫り物です。
一つの面には「南無妙法蓮華経」のお題目、そして反対の面には右手に剣を持ち憤怒の相をした帝釈天
が彫られてあるそうです。
帝釈天は、仏教を守護する軍神・武勇神で須弥山の頂上の喜見城に住んでいて神々の統率者になるそうです。
二天門(写真上)から境内に入りますが、二天門は明治時代に建てられた入母屋造の楼門で柱上の貫などには
浮き彫りの見事な彫刻が施されています。
帝釈天が祀られている帝釈堂は、大正から昭和にかけて再建された建物ですが、精巧な彫刻で飾ら
れているのが特徴的です。
いただいた御朱印には、“柴又 帝釈天”と墨書きされていました。
西新井大師
西新井大師は、東武伊勢崎線西新井駅から一駅の大師前駅近く、東京都足立区西新井にある真言宗
豊山派の寺院です。
正式名称を“総持寺”と言い、山号は五智山、本尊に十一面観世音菩薩と弘法大師を祀っています。
寺の案内によりますと、天長3年(826)、空海(弘法大師)が関東巡錫の折、悪疫流行に悩む人々を
救わんと、自ら十一面観音像を彫り祈祷を行い、病を鎮めたのが寺の始まりということです。
関東三大師の一つに数えられ、川崎大師と同様、毎年正月には、多くの参拝客が初詣に訪れます。
西新井大師は、境内に桜の花が多く、桜の目所としても知られています。
訪れたのはまだ寒風の吹く2月、境内には、一足早く寒桜が満開になっていました。
いただいた御朱印には、「弘法大師」と書かれていました。
王子神社
王子神社は、王寺駅から徒歩2,3分、東京都北区王子本町にある神社です。
西新井大師からは、大師前のバス停から王寺駅行きのバスが便利かとおもいます。
王子神社は、祭神に、伊邪那岐命、伊邪那美命、天照大御神、速玉之男命、事解之男命を祀っています。
元亨二年(1322)に熊野より若一王子を勧請したのが始まりと言われ、それ以来この地域が“王子”と呼
ばれるようになったそうです。
境内社には、理美容業界の神様とされる関神社、そして毛塚があります。