楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

防府天満宮 防府市内 御朱印めぐり

防府天満宮・周防国分寺・東大寺別院阿弥陀寺 御朱印めぐり

防府は、周防灘に面した山口県の中央部に位置します。昔太宰府へ下向する菅原道真公が滞在したように広島と下関を結ぶ山陽道の交通の要所として栄えてきた所です。

この記事では、日本三大天満宮の一つに数えられる防府天満宮をはじめとして防府市内の寺社を巡る御朱印めぐりを紹介します。

防府天満宮

 

防府天満宮は、山陽本線防府駅から徒歩20分ほどの防府市松崎町にあります。
社伝によりますと、菅原道真が、九州へ下向する途中、時の周防の国司、土師信
貞の館に滞在になり、家宝の“金の鮎”を国司に託して旅立たれたそうで、防府天満
宮では、いまでも5月15日に、道真公を偲ぶ『金鮎祭』が行われるそうです。

 

防府天満宮入り口」

 

防府天満宮

 

防府天満宮の創建は、道真公がなくなった翌年の904年、土師国司が、今の松崎
の地に宝殿を建立したことに始まると言われ、道真公を祀る神社の中で最も古い
神社になるわけです。

 

防府天満宮本殿

 

防府天満宮の境内には、“芳松庵”と言われる茶室があります。これは勅命によりお
茶に関する調査研究を行い、茶聖と呼ばれる菅原道真の遺徳をしのぶものです。

 

防府天満宮芳松庵

 

防府天満宮の境内には、“春風楼”(通称通夜堂)と言われる建物があります。
この建物は、建立当初は五重塔として計画されたそうですが、資金難で断念する
ことになったものだそうです。

 

五重塔未完

 

楼の床下の木組みは、着工当初の組物をそのまま使っており、当時の豪壮な面影
を偲ぶことが出来ます。

 

朱印 防府天満宮

 

ここは天満宮、本殿前には梅園もあり、梅が見ごろを迎えていました。

 

防府天満宮梅林

 

 

周防国分寺

 

周防国分寺は、防府天満宮か東へ徒歩10分程度、防府市国分寺町にある真言宗の
寺院です。山号は浄瑠璃山、本尊は薬師如来になります。
国分寺は、天平13年(741)聖武天皇の『国泰らかに人楽しみ、災除き福至る』
という勅願によって全国各地に国分寺が建立されましたが、周防国分寺もその一
つになります。

国分寺山門

現在の金堂は、安永八年(1779)、創建当時の場所に毛利重就によって再建され
たもので、重要文化財に指定されています。

 国分寺本堂

いただいた御朱印には、“本尊薬師如来”と書かれていました。

写真 周防国分寺

東大寺別院 阿弥陀寺

阿弥陀寺は、防府市大字牟礼にある華厳宗の寺院です。山号は華宮山、本尊は阿
弥陀如来になります。
創建は文治三年(1187)、東大寺の再建を目的に周防に西下した重源上人によっ
て、東大寺の周防別所として建てられたのが始まりだそうです。

 阿弥陀寺入口

山門には、重要文化財に指定されている金剛力士像が安置されています。

阿弥陀寺仁王門

阿弥陀寺本堂

なお境内には4,000本に上る紫陽花が植えられ、近年はアジサイ寺として有名で、
シーズンには多くの参拝者が訪れるそうです。

いただいた御朱印には、“本尊阿弥陀如来”と書かれていました。

写真 阿弥陀寺

春日神社

 

春日神社は、阿弥陀寺から南へ徒歩5分程度の所にある神社です。

春日神社境内

春日神社は、周防国の国司として赴任した藤原氏が、文治二年(1186)に奈良の
春日神社の分霊を祀ったのが始まりといわれています。その後東大寺別院阿弥陀
寺を創建した重源上人によって再建されたそうです。

春日神社本殿

1月、大寒の日に行われる“大寒みそぎ”には、多くの人が霊度近い冷水に漬かって
心身を清め、無病息災を祈願する祭りだそうで、一般の方も参加が出来るそうです。

参拝したのが新年早々、いただいた御朱印には“天地春”と墨書きされていました。
すがすがしい新年を祝う言葉のようです。

朱印 周防春日神社

玉祖神社

玉祖神社は、防府市内から国道2号線を西へ下った防府駅の西方3.5キロほどの所に
ある周防国一宮に列せられる神社です。

玉祖神社入り口

主祭神に天照大御神の岩戸隠れの際に勾玉を使ったといわれる神様、玉祖命を祀
っていて、特に「玉」ということから眼鏡関係者、水晶を使用することから時計
関係者より信仰を集めているそうです。社伝によりますと、玉祖命はこの地で亡
くなったそうで、附近には玉祖命の墳墓と伝えられる所もあるそうです。

 写真は、拝殿、奥が本殿になります。

玉祖神社本殿2

 いただいた御朱印には、“玉祖一宮”と書かれていました。

朱印 玉祖神社

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