楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

奈良明日香の里 飛鳥寺・橘寺・岡寺 御朱印めぐり
地域:

飛鳥寺・橘寺・岡寺 御朱印めぐり

 

大阪難波駅から近鉄大阪線に乗り樫原神宮駅へ、ここで近鉄吉野線に乗り換え、二つ目の飛鳥駅で下車、ここから徒歩で明日香の里をめぐる御朱印めぐりに出かけてきました。

古代文化の香り豊かな明日香村、歩いているうちに巡礼を忘れ、秋の明日香の里の風情を満喫した一日でした。

 

明日香の里

 

飛鳥駅を降り、正面の道をまっすぐに東へ7,8分進むと高松塚古墳(写真下)
がある飛鳥歴史公園高松塚地区に到着します。

 

高松塚古墳

 

古墳の遊歩道を通過、文武天皇陵を右に見て、昔ながらの棚田を求めて朝風峠を
越えていきます。しばらく行くと写真のような秋の田園風景が広がってきます。

 

明日香ヒガンバナ

 

棚田の案山子

彼岸花の時期に合わせたのか、競い合うように作られた案山子とたわわに実った
稲穂、それに彼岸花のコラボレーション、この明日香の田園風景を堪能しながら
約一キロの道をてくてく歩くと、飛鳥川を渡るようにかかる男根が奉られてい
る“男綱”に到着です。

 

案山子2

 

男綱から北へおよそ20分、明日香の里を歩いていくと、蘇我馬子の墓と伝えら
れる“石舞台”
に到着します。石舞台は古墳時代後期の古墳で、元は土が盛られ墳丘
で覆われていたそうですが、いまはその土が流出し横穴式石室だけが残っている
そうです。

 

 

 

 

岡寺

 

石舞台から北へ15分ほど歩くと真言宗豊山派の寺院、岡寺になります。
一説には、丘の上にある寺から岡寺と言われるようになったとか、岡寺前のバス
停からだらだら続く坂道をおよそ10分ほど登っていったところにあります。

 

岡寺山門

 

岡寺は正式には龍蓋寺と称し、山号は東光山、本尊は如意輪観音で西国三十三ヵ
所観音霊場の7番札所になります。日本最初の厄除け霊場としても知られています。

 

岡寺本堂

 

岡寺三重塔

 

寺伝によりますとおよそ1300年前、天智天皇の勅願によって義淵僧正が建立され
たとなっています。
『龍蓋寺』という名は、この地を荒らし農民を苦しめていた龍を義淵僧正がその
法力をもって封じ込めたことからその名が付いたといわれています。
龍を封じ込めたとされる池、「龍蓋池」が本堂の前にあります。

龍蓋池

岡寺に現在まで続く「やくよけ」信仰の所以は、この『龍に蓋をする』というこ
とからきているそうです。鎌倉初期の歴史物語『水鏡』にも、厄年には、龍蓋寺
にお参りするとよいということが書かれてあるそうです。
いただいた御朱印には、“厄除大悲殿”と記されていました。

岡寺朱印

 

橘寺

 

岡寺から、西方向へ20分ほど歩くと、聖徳太子生誕の地と言われる橘寺、天台
宗のお寺に到着です。

 

橘寺

 

橘寺は、聖徳太子建立七大寺の一つと言われ、本堂(太子堂)には、本尊として
聖徳太子が祀られています。

 

橘寺本堂

 

境内には、前後に善相と悪相という人の心の二面性を表現して彫った二面石が置
かれています。

 

橘寺二面石

いただいた御朱印には、「聖徳殿」と書かれてありました。

 

橘寺朱印

 

 

飛鳥寺

 

橘寺から明日香郵便局の前を通り、北へ向かうとほどなく飛鳥寺に到着です。

飛鳥寺は、596年、蘇我馬子によって建てられた寺で、創建当時は、日本で初
めての本格的な伽藍配置の寺院だったそうですが、現在では、江戸時代に再建さ
れた講堂のみを残しています。

 

飛鳥寺本堂

 

本尊には、606年に推古天皇の命により作られたと言われる、東大寺より
150年も古い大仏が祀られています。
“飛鳥大仏”と言われる釈迦如来像は、現存する年代がわかる仏像では、日本最古
ものと言われています。

 

飛鳥大仏

いただいた御朱印には、「飛鳥大佛」と墨書きされていました。

 

飛鳥寺朱印

 

 

樫原神宮

 

明日香の里めぐりの番外になりますが、橿原神宮駅の西側、畝傍山(うねびや
ま)の東麓に位置する橿原神宮に参拝してきました。
橿原神宮は、初代天皇である神武天皇を祀っています。

 

樫原神宮

 

この地には、神武天皇の宮(畝傍橿原宮)があったとされ、民間有志の請願に感
銘を受けた明治天皇により、明治23年に創建されたものです。

 

樫原神宮本殿

 

時の流れるのが遅く感じられる古代文化の風が流れる明日香村と違い、厳粛、
おごそかな空気漂う、背筋をピシッと伸ばしての参拝でした。

 

樫原神宮朱印

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