北の天満宮・平野神社・晴明神社 御朱印めぐり
今出川通りは京都御所の北側を東西に走る道路です。
この記事では嵐電北野白梅町駅から徒歩5分ほどの所にある平野神社をスタート、
北野天満宮から今出川通りを東へ進み、晴明神社、白峰神宮をめぐる旅を紹介します。
平野神社
平野神社は、嵐電北野白梅町駅から徒歩5分ほどの京都市北区平野にある神社です。
創建は延暦13年(794)、桓武天皇の平安遷都にともない平城京で祀られていた今
木神・久度神・古開神を遷座したことに始まるそうです。歴代の天皇がしばしば行幸
されるなど天皇家の崇敬が厚く格式の高い神社の一つになります。
「平野造り」と呼ばれる現在の本殿(写真下)は、江戸時代初期の造営で、重要文
化財に指定されています。
平野神社の神紋は“桜”になります。平野神社には、50品種計400本もの桜の木があ
るそうで、京都屈指の桜の名所として知られています。
いただいた御朱印にも“桜の神紋”が光っていました。
北野天満宮
京福電車の終点、北野白梅町駅から北東へ、歩いておよそ5分で北の天満宮に到着
します。北野天満宮は、菅原道真公をお祀りした神社の中心となる所で、日本三大
天神の一つになります。
京都では親しみを込めて「北野の天神様」とも呼ばれています。
北野天満宮は、京の右近の馬場に朝廷が道真の怨霊を鎮めるために造営されたもの
で、創建は947年、菅原道真の慰霊と皇城鎮護の神として北野の地に祀られています。
天神さんと言えば梅、北の天満宮も梅の名所として2月から3月には、多くの参拝客
が訪れます。
学問の神様として、合格祈願などの参拝者が多く、毎年境内には、10万もの絵馬が
つるされるそうです。
晴明神社
晴明神社は、堀川今出川交差点から南へ200メートルほどの所にある「安倍晴明」
を祭神として祀る神社です。
安倍晴明公は、天文陰陽博士として活躍し、朱雀帝から一条天皇の六代の天皇の
側近として仕えられ、数々の功績を成し遂げるとともに、“陰陽道”を確立したこと
で知られています。
下は本殿前にある安倍晴明公の像になります。
社の紹介によりますと、創建は寛弘4年(1007)、一条天皇が、晴明公の遺業を称
え、そして晴明公は稲荷大神の生まれ変わりであるということで、そのみたまを鎮
めるために晴明神社を創建したそうです。
いただいた御朱印には、陰陽道で魔除けの呪符として使われている“五芒星”を用い
た“晴明紋”が光っていました。
五芒星は同じ長さの線で描かれた星型の図形を言います。
白峰神宮
白峯神宮は、京都市右京区にある神社です。
保元の乱で讃岐に配流されてその地で亡くなり、讃岐の白峯山陵に奉葬された崇徳
天皇と道鏡と対峙し藤原仲麻呂の乱を契機に淡路島に配流されて、その地で亡くな
った淳仁天皇を祀っている神社です。
もともと社の境内は、蹴鞠の宗家であった公家の飛鳥井氏の土地であったため、
境内には蹴鞠動の神である精大明神が祀られており、サッカーをはじめとする
スポーツ関係者の参拝者が多い神社です。
上の写真のように境内には、奉納蹴鞠をする場も設けられています。
いただいた御朱印には、菊紋が入っていました。