楽しい御朱印めぐり

特別なご利益がある寺社の御朱印

西国三十三所 第15番から19番札所 御朱印めぐり

西国三十三所の札所 今熊野観音寺、清水寺、六波羅密寺、六角堂頂法寺、そして革堂行願寺をめぐる第15番から19番に至る御朱印めぐりを紹介しています。

 

 第15番札所 今熊野観音寺  

今熊野観音寺は、JRならびに京阪電車の東福寺駅から徒歩15分ほどの京都市東山区にある真言宗泉涌寺派の寺院です。
山号は新那智山、本尊は十一面観世音菩薩(秘仏)になります。

 


 

寺の縁起によりますと、弘法大師空海が唐の国から帰国されてほどなくの頃、東寺において真言密教の秘法を
修法されていたときに熊野権現のお告げを聞き、お告げのままに一堂を建立、みずから一尺八寸の十一面観世
音菩薩像を刻まれ、奉安されたのが始まりになるそうです。

 


 

後白河上皇が永暦元年(1160)、新熊野社を勧請創建された際、改めて新那智山の山号を寄せられ、
今熊野観音寺と称するようになったそうです。 いただいた御朱印には、『大悲殿』と書かれていました。

 


     

第16番札所 清水寺    

清水寺は、京都市東山区にある「清水の舞台」として有名な寺院です。山号は音羽山、本尊は千手観音になります。  
清水寺は、奈良末期778年に延鎮上人が開山、平安建都間もない延暦十七年(798)、東北を平定した坂上田村麻呂
が仏殿を建立したと伝えられています。


 

清水の舞台を含め現在の建物の多くは、寛永八年から十年(1631-1633)、徳川家光の寄進によって再建された
ものだそうです。   昔から思い切って決心することを「清水の舞台から飛びおりる」といいますが、その語源とな
ったのが、本堂の前の舞台になります。

 


 

寺の案内によりますと、この舞台は錦雲渓の急な崖に最長12メートルの巨大な欅の柱を並べ、“懸造り”という
手法で釘を一本も使わずに組み上げた木造建築部だそうです。

 


 

本堂から張り出した舞台はちょうど4階建てのビルの高さにあたり、京都市街の眺望が見事です。面積はおよそ
190平方メートルのヒノキの板を敷き詰めた『檜舞台』です。 この舞台はもともと、ご本尊の観音様に芸能を
奉納する場所で、平安時代から雅楽や能、かぶきなど様々な芸能が奉納されてきましたし現在でも舞台奉納が行
われているそうです。


 

春の桜と新緑、秋の紅葉と四季折々の美しさを背景にした懸造りの本堂は、京都観光ではなくてはならない
ものになっています。 本堂東側の石段を下りた先には寺名“清水”の由来にもなっている名水が3本の筧
(かけい)から流れ落ちている『音羽の滝』があります。

 


 

御朱印は、観音様を祀るお堂を表現した『大悲閣』、並びに御詠歌の御朱印をいただいてきました。

     

 

第17番札所 六波羅密寺  

 

六波羅密寺は、京阪電車清水五条駅から徒歩5分程度の所にある真言宗智山派の寺院です。山号は補陀洛山、
本尊は十一面観音になります。 踊り念仏で知られる空也上人が平安時代中期の天歴五年(951)に開創した
寺院です。 寺史によりますと、流行した悪疫退散のため、上人自ら十一面観音像を刻み、車に安置して市中
を曵き回り、青竹に茶を立て、中へ小梅干と結昆布を入れ仏前に献じた茶を病者に授け、歓喜踊躍しつつ念仏
を唱えて、ついに病魔を鎮められたということです

 

 

寺の宝物館には、運慶の子の作と伝えられる口から六体の阿弥陀如来を出している念仏聖の像、すなわち
「空也上人立像」が安置されています。上人が市中を歩きながら念仏を唱える姿をあらわした極めて写実的
な像で、「市の聖」と呼ばれ篤く尊崇された上人像が伝わってくる傑作です。
また平安後期、広大な境内には権勢を誇る平家一門の邸館が栄え、その数5200余りに及んだそうで、平清盛
坐像も安置されています。

 


 

なお、“波羅蜜”とは彼岸(悟りの世界)に到ることをいい、“六波羅密”とは、この世に生かされたまま、
仏様の境涯に到るための『布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧』の六つの修行をいうそうです。
いただいた御朱印には、「六波羅堂」と書かれています。

 


   

 

第18番札所  六角堂頂法寺    

六角堂頂法寺は、地下鉄烏丸線の烏丸御池駅から徒歩2分程度の京都市中京区にある天台宗の寺院です。
山号は紫雲山、本尊は如意輪観音になります。

 


 

寺の歴史紹介によりますと、創建は用明天皇二年(587)、聖徳太子がこの地で沐浴をされた時、護持仏の
如意輪観音像を木にかけておいたところ、像が動かなくなり、その夜「この場所にとどまって衆生の救済に
当たりたい」という仏のお告げを夢に聞いたそうです。そこでこの護持仏を祀る六角のお堂を建てたのが寺
の始まりになるそうです。
「六角」とは六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)によって生ずる欲のことをいうそうです。
六角堂は「六根清浄を願う」という祈りを込めて六つの角を持ったお堂を建てたといわれています。

 

比叡山で修業をしていた若き日の親鸞は、この六角堂に比叡山の横川から毎日、百日間参籠し、95日目の夢の中で
聖徳太子の四句の偈文「行者宿報設女犯 ・・・・」を得、東山の吉水で南無阿弥陀仏を説く法然の専修念仏に帰依
したことが、五木寛之の小説「親鸞」にも出てくる由緒あるお寺が六角堂頂法寺です。

 

六角堂の近くには、太子が沐浴をしたという池跡が残っています。池のそばには僧呂の住居である「池坊」があり、
池坊の祖先は、代々宝前に花を供えてきたそうですが、次第に生け花の名手として知られるようになり、華道の
最大流派「池坊」が誕生したそうです。
太子堂は、聖徳太子を祀るお堂で、太子の自作と伝わる“童地像”のような可愛らしい「聖徳太子二歳像」が安置されています。


 

いただいた御朱印には、「六角堂」と書かれていました。


     

第19番札所 革堂行願寺    

革堂行願寺は、京阪電車神宮丸太町駅から徒歩10分程度の京都市中京区にある天台宗の寺院です。
山号は霊麀山、本尊は千手観音になります。


 

創建は寛永元年(1004)、行円上人が「一条北辺堂」を復興して「行願寺」と名づけたことにはじまるそうです。
“行願”という寺名には、「人々の成仏を願い行じる」という意味が込められているそうです。
また、行円上人は仏門に入るきっかけとなった、自ら殺してしまった鹿の皮を身につけていたことから、皮聖
(かわひじり)などと呼ばれていて、寺の名も革堂と呼ばれてきたそうです
本堂(写真下)は、江戸時代後期に建てられたもので、京都市の指定有形文化財になっています。


 

いただいた御朱印には、「革堂」と書かれていました。

 

 

 

京都御朱印めぐり おすすめの宿

京都東山温泉 ホテル りょうぜん

 

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ホテルグランヴィア京都

 

京都駅直結が魅力のステーションホテルです。
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