楽しい御朱印めぐり

特別なご利益がある寺社の御朱印

日本厄除け三大師 御朱印めぐり
地域:

日本厄除け三大師(関東三大師)とは、弘法大師(空海)を祀る関東厄除け三大師を指すようです。この三大師、川崎大師、西新井大師、観福寺を尋ねる御朱印めぐりを紹介します。

 

 

川崎大師 (神奈川県)

 

川崎大師は、真言宗智山派の大本山の寺で、正式名称は、金剛山金乗院平間寺
(へいけんじ)になります。

 

川崎大師三門

 

寺伝によりますと、高野山の高僧であった尊賢上人を開山、無実の罪で尾張の国
を追われたという武士、平間兼乗を開基として1128年に建てられたお寺で、本尊
は“厄除弘法大師”になります。

 

川崎大師本堂

 

御朱印には“厄除遍照殿”と書かれていますが、これは本尊の“厄除弘法大師”様とい
うことを表しています。

 

川崎大師朱印

 

様々な災厄を消除する厄除大師として、霊験あらたかなことは、徳川11代将軍家斉
も厄除けに訪れたと言われるように、昔から有名です。
また例年、初詣の参拝客も日本で3番目に入るほどの多さで知られています。
ちなみに2012年の三が日の人出は、一位は明治神宮で315万人、二位は成田山新勝
寺で298万人、三位が川崎大師で296万人だったそうです。

  

 

西新井大師 (東京都)

 

西新井大師は、正式名称を“総持寺”と言い、真言宗豊山派の寺院です。
山号は五智山、本尊に十一面観世音菩薩と弘法大師を祀っています。

 

西新井大師山門

 

寺の案内によりますと、天長3年(826)、空海(弘法大師)が関東巡錫の折、悪
疫流行に悩む人々を救わんと、自ら十一面観音像を彫り、祈祷を行い、病を鎮め
たのが寺の始まりということです。
関東三大師の一つに数えられ、川崎大師と同様、毎年正月には、多くの参拝客が
初詣に訪れます。

 

西新井大師本堂

 

いただいた御朱印には、”厄除 弘法大師”と書かれていました。

 

西新井薬師朱印

 

西新井大師は、境内に桜の花が多く、桜の名所としても知られています。
訪れたのはまだ寒風の吹く2月、境内には、一足早く寒桜が満開になっていました。

 

西新井大師桜

 

 

 

観福寺 (千葉県)

 

観福寺は、千葉県香取市にある真言宗豊山派の寺院で山号は妙光山です。

 

観福寺山門

 

本堂(写真下)・大師堂・観音堂・不動堂・鐘楼など堂々とした構えの名刹で、平将門
の守護仏である聖観世音菩薩を本尊に祀っています。
古くは千葉氏の祈願所として歴代武将の厚い帰依を受け、近世になると大師信仰
の中心となって庶民の信仰を集めてきたと言われています。

 

観福寺本堂

 

大師堂(写真下)には、弘法大師像が安置され、川崎大師、西新井大師とともに
関東厄除三大師の一つに数えられています。

 

 観福寺大師堂

 

佐原の伊能家の帰依も受けており、測量により日本地図を完成させた伊能忠敬の
墓があることでも知られています。

いただいた御朱印には、本尊聖観世音菩薩を祀るお堂を表す“大悲殿”と共に”日本
三大厄除弘法大師”と書かれていました。

 

観福寺朱印

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