ウサギの絵入りの御朱印
特に神社に多いのですが、いただく御朱印の中には、その寺社の由緒や縁起に係わる動物を用いた御朱印もあります。
この記事では、中でも兎の絵入りの御朱印をいただける神社の御朱印めぐりを紹介しています。
白兎神社 (鳥取市)
白兎神社(はくとじんじゃ)は、鳥取市白兎にある「因幡の白兎」で知られる白兎海岸に面した神社です。
祭神には、「因幡の白兎」である白兎神を祀っています。神話に伝わる「サメに赤裸にされて、八十神の命で海塩を
浴びて真っ赤に腫た白兎を、大国主命が助けられた」という内容から皮膚病に霊験のある神として、また大国主命と
八上姫神の仲を取り持ったことから縁結びの神としても信仰を集めている神社です。
国道9号線沿い、白兎海岸の沖、100メートルほどの所には、白兎がいたとされる淤岐島が浮かんでいます。淤岐島か
ら気多ノ前(岬)の間には、ちょうど白兎に騙され、背中を並べたサメのようにも見える岩場が続いています。
白兎海岸から続く参道の途中には、白兎が傷口を洗い、蒲の穂をぬって赤裸な皮膚を治したという伝わる
霊池「御身洗の池」があります。
下の写真は、白兎神社本殿になります。
いただいた御朱印にも”白兎”が押されていました。
三尾神社 (大津市)
三尾神社は、三井寺の隣接した大津市圓城寺町にある祭神に伊弉諾尊を祀る神社です。
社の由緒によりますと、創建年は不詳のようですが、その昔、伊弉諾尊がこの地に降りられ地主神となられましたが、
この神は常に赤・白・黒の三つの腰帯をつけていて、その形が三つの尾をひくのに似ていたので三尾明神と名づけら
れたそうです。 そしてある時、その三つの腰帯が赤尾神・白尾神・黒尾神となり、その中で赤尾神が本神とされ、
その出現は太古卯の年・卯の月・卯の日・卯の刻・卯の方よりであったそうです。
三尾神社の神様のお使いは“ウサギ”、境内のあちこちにウサギがあしらわれ、手水舎もウサギの口から水が出てくる
趣向になっています。 神紋は「真向きのうさぎ」(写真下)になります。
下の写真は、本殿になります。
いただいた御朱印も「真向きのうさぎ」が押されていました。
岡崎神社 (京都市)
岡崎神社は、京都市左京区岡崎東天王町に建つ神社です。
創建は延暦十三年(794)、桓武天皇の平安遷都にあたり王城鎮護のため平安京の四方に建てられた社の一つとされ、
東に位置するころから「東天王」とも言われています。
祭神は、素戔嗚尊、櫛稲田媛命の夫婦神、そしてその御子の八柱御子神になります。 岡崎神社の一帯は昔、
うさぎの生息地であったことから、神様の使いは“兎”、拝殿前には「狛うさぎ」が控えています。
いただいた御朱印には、「東天王」と書かれていました。
調神社 (さいたま市)
調神社(つきじんじゃ)は、浦和駅から徒歩7分ほどのさいたま市浦和区岸町にある神社です。
社の由緒によりますと、中世、調が月と同じ読みから、月待信仰に結び付き、江戸時代には月読社とも呼ばれていたそうです。
そして兎が神様のお使いになったようです。
調神社の入口に建つ狛犬は、本来の犬ではなく“兎”の石像になっています。
社の由緒では、創建は紀元前になりますが崇神天皇の勅命によるそうです。
祭神は天照大神、豊宇気姫命(とようけびめのみこと)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)の3柱になります。
調神社には、鳥居がありませんが、これは伊勢神宮に奉納する貢物を運び出すのに邪魔になるという実用性を
考えたもののようです。
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