楽しい御朱印めぐり

珍しい御朱印

東日本の寺社でいただけるカラフルな御朱印
地域:

上神明天祖神社・烏森神社・古峰神社・川口氷川神社・水戸八幡宮 御朱印めぐり

 

御朱印の中には、はっと驚くようなカラフルなご朱印をいただける所があります。

それぞれ、何らかの由来をモチーフにされたカラフルな印が使われていたり、色にも意味がある
場合があります。

この記事では、東日本の寺社でいただけるカラフルな御朱印を紹介しています。

 

 

上神明天祖神社 (東京都)
 
 
上神明天祖神社は、東急大井町線、都営浅草線の中延駅、横須賀線の西大井駅から徒歩数分、
東京都品川区二葉にある神社です。
主祭神に天照大神を祀り、境内末社に厳島弁財天と伏見稲荷を祀っています。
このほか、配祀されている応神天皇や天児屋根命などを総称して、旧地名をとって「蛇窪大明神」と
奉称され、地元に人たちに篤く信仰されている神社です。
また、珍しい「蛇」を祀る神社として、巳年には全国各地から観光バスなどで、多くの参拝客が訪れるそうです。

 

 

社の由緒によりますと、創建は鎌倉時代の元享二年(1322)ごろになるそうです。
文永八年(1272)、北条重時の五男、時千代が仏門に入り法圓上人となり、大森に厳正寺を開き、
その家臣が蛇窪(現在の当社付近)に住み着いたそうです。
そして1322年ごろ、大旱魃が起こった時、厳正寺の僧侶が古池のほとりにある龍神社に断食祈願を
したところ危機を免れ、これに感激した家臣たちが当地蛇窪に神社を勧請し祀ったのが天祖神社の
始まりになるそうです。
 
鎌倉時代、蛇窪の地、天祖神社には清水が湧き出る洗い場があり、白蛇が住んでいたそうです。
蛇は弁天様のお使い、現在、天祖神社では、安芸の宮島にある厳島神社の弁財天の分霊を弁天社に祀っています。
弁天社には、信者から手作りの立派な白蛇が奉納されています。

 

 
御朱印は、通常月には「上神明天祖神社」、「厳島弁財天大神」、「蛇窪大明神」の3つの御朱印
をいただくことができます。
「蛇窪大明神」の御朱印には、三種の神器の一つ「八咫鏡」にかたどられた社印が太陽のように
上部に、そして左下に「白蛇」、右下に「蛇窪龍神」の印がカラフルに押されています。 
白蛇は紫の地、龍神は緑色の印になります。

 

 
このほかに特別な御朱印として、正月の1月と弁天社の例祭のある4月、そして例大祭が行われる9月に、
「蛇窪大明神」の期間限定のカラフルな御朱印をいただくことができます。
1月は、お正月のお祝い月、銀と金で白蛇と龍神が押されています。

 

 
弁天社の例祭が行われる4月は、八重桜としだれ桜を模して、白蛇と龍神がピンク色で押されています。

 

 
例大祭が行われる9月は、白蛇と蛇窪龍神の印が創建の史実でもある「雨乞い」をイメージした水色で押されています。

 

 

 

烏森神社(東京都)

 

烏森神社は、東京、新橋駅前に鎮座する神社です。

平将門の乱を平定した藤原秀郷(ムカデ退治や“眉つば”の語源で有名な俵藤太)がその帰り、
夢に現われた白狐の「神烏の群がる所に霊地がある」というお告げを聞いたそうです。
そして桜田村の森まできたところ、夢と同じように烏が群がっていたので、ここに社頭を
造営したのが烏森神社の起こりだそうです。

 

烏森神社

 

 

それにしてもカラフルな御朱印です。四隅に左三つ巴紋の赤、青、黄、緑の印があざやかに
押されています。

聞く所によりますと、赤は良縁・縁結び、青は仕事運や学業運、黄色は金運や商売繁盛、緑は健康運
や安全運を表しているそうです。

 

朱印 烏森

 

古代の宝器であった勾玉が巴形であったためか、全国の八幡宮を始め神社の社紋に多いのが三巴紋です。

 

中央には、神烏の神紋が押されています。

烏は、今は嫌われものの代表のようになっていますが、昔は、神様のお使いです。

神武天皇を大和へ導いた熊野大社のヤタ烏は日本サッカー協会のシンボルマークに採用されています。
ワールドカップへ案内をしてもらおうというのでしょうか。

 

 

鎮守氷川神社 (川口氷川神社)

 

鎮守氷川神社は、西川口駅から東へ徒歩15分程度の川口市青木にある神社です。

 

川口氷川神社入り口

 

氷川神社は、主祭神に「素盞鳴命」「稲田姫命」の夫婦神を祀る神社です。素盞鳴命がヤマタノ
オロチを退治したことから“厄払い、厄除け”、夫婦神を祀ることから“縁結び”“安産”“子育て”
“夫婦和合”などに高い御神徳がある神社として崇敬されています。

 

社の由緒によりますと、創建は室町時代の初期になるそうです

現在の社殿は、明治十七年に再建されたものになるそうです。

 

川口氷川神社本殿

 

いただいた御朱印の左下には、青い影のようなものが押されています。

この影は、石見神楽「大蛇(おろち」で演じられる“ヤマタノオロチ”を退治する「素盞鳴命」の
シルエットになるそうです。

 

川口氷川神社朱印

 

 

日枝神社 (東京都)

 

日枝神社は、東京都千代田区永田町にあり、江戸三大祭りの一つ“山王祭”が行われる神社として有名です。

主祭神には、“大山咋神(おほやまくひのかみ)”を祀っています。

大山咋神は、地主神であり、山・水を司り、大地を支配し万物の成長発展・産業などの生成化育を守護
する神様になります。

 

日枝神社鳥居

 

創建の年代は不明とのことですが、社の由緒によると、江戸の守護神としてこの地を開拓した
江戸氏が“山王宮”を祀り、さらに文明10年(1478)太田道灌が江戸の地に築城するにあたり、
川越山王社を勧請したことが始まりになるそうです。

さらに、天正18年(1590)徳川家康が江戸城を居城にするにあたり、「城内鎮守の社」とした
ことが繁栄の始まりのようです。

 

日枝神社

 

いただいた御朱印には、京都の下賀茂神社と同様、緑色の神紋“双葉葵”が押されています。この双葉葵は、祭神の大山咋神の子神が賀茂神社の祭神“別雷大神”であることに関係すること、また賀茂神社と三河の徳川家が家康以前から関係があったことにもよるようです。

 

朱印 日枝神社

 

 

水戸八幡宮 (茨城県)

 

水戸八幡宮は、水戸市八幡町にある神社です。

社の由緒によりますと、文禄元年(1592)佐竹義宣公が太田の馬場八幡宮より八幡神を勧請し、
創建されたそうです。

隋神門をくぐった正面に拝殿、その奥が本殿になります。

 

水戸八幡宮拝殿

 

本殿は、慶長三年(1598)に建てられた入母屋作りの建物で、重要文化財に指定されています。

拝殿に向かって左側には、樹齢700年と言われる御神木の天然記念物「御葉付き公孫樹(いちょう)」
がどっしりと構えています。御葉付き公孫樹は、葉の先に実を結ぶことがある珍しい銀杏だそうです。

 

水戸八幡宮お葉付きいちょう

 

いただいた御朱印にも、黄色に色付いた“御葉付き公孫樹”の葉が押されていました

また八幡神社の神様のお使いは“鳩”、神社印の中央に2羽の鳩が押されています。

 

水戸八幡宮朱印

 

 

別雷皇太神 (茨城県)

 

別雷皇太神は、偕楽園から徒歩で10分弱、水戸市元山町にある祭神名が社名になっている神社です。

神亀元年(724)、常陸国主藤原宇合が、蝦夷征伐におもむく際、鎮護の神として、京都の
「加茂別雷神社」(上賀茂神社)の分祀を祀ったことが当社の始まりだそうで
、特に雷難消除、
武運長久の守護神、また近年では電気関係者にも崇められてきたそうです。

現在の社殿は、戦後再建されたものになります。

 

別雷神本殿

 

いただいた御朱印には、金色で“稲妻”が押されていました。

 別雷神朱印

 

なお、ちなみに社用車2台のナンバーは共に“5656”でした。

 

 

第六天榊神社 (東京都)

 

鳥越神社から蔵前通りを東に進み、江戸通りとの交差点を南西に200メートルほど入った所にあるのが、
第六天榊神社です。 社伝によりますと第六天榊神社の創建は、景行天皇の御代、日本武尊が皇祖二柱
の神を祀ったことに始まるといわれています。

 

サカキ神社

 

この日本武尊がお祀りした神様が、『第六天榊の大神』です。

この神様は、天照大神の祖父母になり、健康長寿と家内安全をつかさどっているということです。

こちらでいただいた御朱印には、「鶴は千年、亀は万年」と言われるように縁起ものの“鶴と亀”
が緑色で
押印されています。

健康長寿を願う『第六天榊の大神』に由来しているものと思われます。

 

朱印 大榊神社

 

 ちなみに、鶴と亀はどの程度長生きするのか調べてみましたが、鶴で30年、亀で50年程度のようです。
でも、烏が10年程度の寿命と言われますから、やはり、長生きの動物といえそうです。

 

 

古峰神社 (栃木県)

 

古峯神社は、栃木県鹿沼市古峯(こぶ)ヶ原に鎮座する日本武尊を祭神として祀る神社です。
社の由緒によりますと、今から1300余ほど前、藤原隼人という人が京都からこの地に移り、
日本武尊の威徳を慕いつつ、古峯ヶ原に創祀したのが始まりといわれております。

 

古峰神社入り口

 

その後、古峯ヶ原は、日光を開いた勝道上人(僧侶)の修行の場となり、上人は古峯ヶ原に
おいて3年の修行の後、天応2年(782)日光の男体山に登頂し、日光山を開山したと言うことです。
この縁起にもとづき、日光山の僧坊達は、勝道上人の修行にあやかって、古峯ヶ原に登山、
修行する慣わしとなり、その修行は明治維新に至るまで、永きに亘って行なわれてきたそうです。

 

古峰園拝殿

 

当社は別名「天狗の社」とも呼ばれ、神社内の至る所に天狗の面や天狗の彫像など崇敬者からの
奉納品が飾られています。

天狗は祭神(日本武尊)のお使いとして、崇敬者に災難が起こった時、直ちに飛翔して災難を
取り除いてくれる(災厄消除・開運)偉大なる威力の持主として、古くから信仰を集めています。

いただいた御朱印は、ダイナミックな見開きの御朱印になります。

顔が赤く鼻の長い天狗を「大天狗」、黒いくちばしのある天狗を「烏天狗」の御朱印です。

 

古峰神社朱印2

 

古峰神社朱印3

 

 

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出来ると思います。

なお、一般的には、蛇腹式で40ページか60ページのものを選ばれるとよいと思います。

 

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