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日本三大住吉 御朱印めぐり
地域:

住吉神社は、住吉三神を祀る神社で、日本に600社ほどあると言われています。住吉三神(住吉大神)とは、伊邪那岐尊と伊邪那美命の子で海から生まれ出た底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の総称になり、海の神、航海の神などとされています。
神功皇后が新羅に出征の折、住吉大神に祈願し、国の安定をはかられたことが元になり、住吉大神の信仰が発展することになったと言われています。

 その中で、三大住吉神社と言われる大阪にある住吉大社、山口県下関市にある住吉神社、福岡市にある住吉神社の御朱印めぐりを紹介します。

 

摂津国一宮 住吉大社 (大阪府)

 

住吉大社は、南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分、大阪市住吉区にある神社です。
創建は、神功皇后の御代と言われ、全国に2,300社ほどあると言われる住吉神社の総本社となる神社です。
「すみよっさん」と大阪人に親しまれていて、毎年初詣には西日本一の200万人ほどが訪れます。
住吉大社は、別称として「住吉大神宮(すみよしのおおがみのみや)」ともいいます。

 

住吉大社入口

 

本殿は、“住吉造り”と言われる建物が4棟あり、これらはすべて国宝に指定されています。
第一本宮から第三本宮は住吉3人を祀り、第四本宮は女神である神功皇后を祀っています。
空から見ると、この4棟は、大海原をゆく船団のように立ち並んでいるそうです。

 

住吉大社本殿

住吉大社本殿2

 

住吉大社を象徴する太鼓橋の“反橋”は、慶長年間に淀君が奉納したものだそうです。
反っているのは、地上の我々と天上の神の国とをつなぐ掛け橋として、虹にたとえて
のものだそうです。

 

住吉大社反り橋

 

住吉大社朱印

 

 

 

長門一宮 住吉神社 (山口県)

 

長門一宮住吉神社は、新下関から徒歩15分の所にある下関市一の宮にあります。
社の由緒によると、三韓征伐ために新羅に向う神功皇后に、住吉大神が神託してその渡海を守護し、
無事戦わずして目的を達成して帰途しますと、再び大神の「我が荒魂を穴門(長門)の山田邑に祀れ」
との神託があり、この場所に祠を建てたのを起源とするそうです。     
創建の由緒から軍事と海上交通の神として厚い崇敬を受け、長門国一宮とされたそうです。

 

下関住吉神社入口

住吉大社参道

 

本殿は、本殿は1370年に造営されたもので、国宝で“九間社流造”という様式で建てられ
ているそうです。本殿の前が拝殿であり、こちらは1539年に造営された建物で、重要
文化財に指定されています。

 

下関住吉大社本殿

長門住吉神社

 

本殿の東側には、三韓征伐の出陣の際に植えられたと伝えられる根周り60メートルにも
達する大楠の古株があり
、今も元気に枝を伸ばしていました。

 

下関住吉神社大クスの木

 

 

筑前国一宮 住吉神社 (福岡県)

 

筑前国一宮住吉神社は、博多駅から徒歩数分の博多区住吉に鎮座する神社です。
全国に2000社ほどあると言われる住吉神社の中で最も古い神社とされ、起源と
なる神社になるそうです。

 

福岡住吉大社門

 

社伝によりますと、住吉三神は、伊弉諾大神(いざなぎおおかみ)が筑紫の阿波伎原で
禊祓(みそぎはらえ)をされたときに生まれたことから開運除災、また住吉大神の名に
ある“筒”の「つつ」には星の意味があると云われ、航海・海上の守護神としても厚い崇敬
があるそうです。

 

福岡住吉大社音殿

 

現在の社殿(写真上)は、1623年に黒田長政が再建したもので、国の重要文化財に指定
されています。

 

福岡住吉神社朱印

 

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